大山スイカの季節が到来
丹波篠山市の大山地区で、スイカの収穫が始まったことをお知らせします。このスイカは、地元で大変人気があり、特に「大山スイカ」として知られています。サクッとした歯ごたえと、充実したみずみずしさが何よりの魅力です。このスイカは、丹波篠山市以外ではあまり見かけることがないため、訪れる価値は十分です。
大山スイカの特長
大山地区は、昼夜の寒暖差が大きい盆地の気候を生かしてスイカを栽培しています。ここで育つスイカには、果肉が柔らかい「富士光」と、シャキシャキとした食感が特徴の「祭ばやし」の2つの伝統的な品種があります。どちらも、皮が厚く、自然な甘さとみずみずしさが際立つ美味しさです。
最近では、高齢化による生産者の減少が問題視されています。そのため、大山スイカは流通が限られ、「幻のスイカ」とも呼ばれています。しかし、毎年この地域までスイカを買いに来る人々も多く、彼らにとって大山スイカの味は特別なものになっています。自然の恵みが育んだ優しい甘さをご堪能いただければと思います。
大山ふれあい市場スイカ祭
大山スイカの収穫時期に合わせて、毎年神田神社の境内でスイカ祭が開催されます。この祭りでは、スイカの重量当てクイズや品評会、スイカが当たるビンゴゲーム、さらには試食会と販売が行われます。地元の名物料理「とふめし」も一緒に販売されるので、スイカと併せて味わうことができます。
スイカ祭の開催は2024年8月3日(土)で、雨天決行です。朝市は午前8時から始まり、祭りは午前9時からスタートします。場所は丹波篠山市大山上の神田神社境内です。
とふめしについて
「とふめし」は、大山地区の郷土料理で、約120年前から受け継がれてきた伝統的な一品です。木綿豆腐を茹でつぶし、ゴボウやニンジン、油揚げを刻んだものと混ぜ合わせ、さらにサバの水煮を隠し味として加え、醤油で炒めて仕上げます。この料理は、運動会や冠婚葬祭など、人々が集まる場所に欠かせない存在となっています。また、小学校の給食にも登場しており、地元の人々に愛され続けています。
是非この機会に、丹波篠山大山地区まで足を運んで、大山スイカとその魅力を存分に味わってください。地元の自然が育てた美味しいスイカをお楽しみください。