近年、大学生の就職活動における生成AIの利用が注目されています。株式会社ペンマークが実施した「大学生のお金と就活に関する実態調査」では、239名の学生に対して行われ、この結果から見えてきたのは、就職活動において多くの学生が生成AIを積極的に活用しているということです。
調査結果によると、74.5%の大学生が就活やその準備で生成AIを使用しており、その利用目的として最も多かったのが「エントリーシート(ES)や自己PRの作成や添削」で、これは51.9%の学生が挙げています。次いで「自己分析」が42.7%、「ガクチカの整理」が39.3%と続きました。このように、生成AIは大学生の就活準備において重要な役割を果たしていることがわかります。
使用されているツールについても興味深い結果が報告されています。「ChatGPT」が61.5%と最も多く、次いで「Gemini」が47.3%、そして「Claude」が18.4%の学生に利用されています。さらに、生成AIツールを使用している185名のうち、61.6%が2つ以上のツールを併用しているとのことで、複数のツールを使い分ける学生が多いことも特徴的です。特に3年生以上の学生においてはChatGPTの利用率が71.3%と際立っており、学年によっても利用傾向に差が見られました。
一方、企業がAIを活用した選考方法—AI面接やAIによる書類審査—に対する大学生の受け止め方は分かれています。「やや抵抗がある」または「強い抵抗がある」と答えた学生は合計で45.6%にのぼり、対して「特に抵抗はない」と「人間よりも公平になりそうで歓迎」という意見を合わせると46.9%となり、両者はほぼ同じ割合でした。AI選考に対する多様な意見が浮かび上がる中で、学生の一部はAIを利用した選考に対して不安や疑問を感じている様子が見て取れます。
さらに、生成AIの影響は志望業界や職種にも及んでいるようです。「AIに代替されにくい仕事を選ぼうと思うようになった」と回答したのは20.9%、「AIを使いこなす力が身につく会社を選びたい」と答えたのは18.8%で、合計41.8%の学生が志望業界や職種の選び方に影響を受けているとしています。生成AIの普及により、将来の職業選びにも変化が生じていることが伺えます。
就活の情報収集方法に関するデータも興味深いものです。「就活ナビサイト」が66.5%と最多で、続いて「企業の採用サイト・説明会」が31.8%、そして「大学のキャリアセンター」が30.5%となっています。注目は「生成AIに聞く」との回答が18.0%に及び、これがSNSプラットフォームであるXやInstagramを上回る結果となった点です。現代の大学生は、従来の情報源だけでなく、生成AIを新たな情報収集手段として活用しているのが特徴です。
これらの調査結果は、大学生が生成AIを様々な形で取り入れ、就職活動を行っていることを示しています。「学生の一生を豊かにする」というミッションを掲げる株式会社ペンマークは、今後も大学生のための学びの環境を整えていくことでしょう。更に、今後の就活がどのように変わっていくのか、一層の関心が寄せられています。