犬型ロボット実験
2025-03-23 16:50:22

岡山大学が犬型ロボットの農作業支援実験を実施し未来を描く

岡山大学の犬型ロボットによる農作業支援実験



2025年2月28日、岡山県久米郡久米南町のブドウ農場にて、国立大学法人岡山大学が犬型ロボットを使用した実証実験を行いました。この試みは、内閣府の「地域中核大学イノベーション創出環境強化事業」の一環として実施され、地域の農業を支援する新たな可能性を探ることが目的です。

実証実験の概要



この実証実験には、岡山大学の教職員や高知工科大学の栗原教授、その研究室の学生、さらに久米南町の片山町長や地域の農業関連者も参加しました。実験では、犬型ロボット「Spot」と「Unitree Go2」を活用し、農作業の支援がどのように行えるかを検証しました。

犬型ロボットの機能とデモンストレーション



実験では、栗原教授とその研究室の学生が「Spot」を用いて農場の地形をマッピングし、ロボットが周囲の環境を認識して自動的に収穫用の籠を運搬する様子をデモしました。音声認識機能を活用し、事前に記憶したルートを辿ることができる「Spot」は、その実用性を示すことに成功しました。

それに加えて、岡山大学が整備した「Unitree Go2」を利用した実験も行われました。参加した学生たちは、ロボットにジャンプや障害物回避などの高度な動作を実行させ、実際の農作業における機動性や制御技術の有効性を確認しました。

意見交換会でのフィードバック



実証実験の後には、地元の就農者との意見交換が行われました。参加者たちからは、「犬型ロボットを活用することで農作業の身体的負担を軽減できる」との期待の声が上がりました。また「防犯や鳥獣害対策としても活用できるのではないか」との意見もあり、今後の技術活用への期待が高まりました。地元の農業現場からのフィードバックは、岡山大学の今後の研究にも役立てられることでしょう。

農業の未来に向けた取り組み



岡山大学は、今後も久米南町を含む地域の農業現場と連携し、最新技術を駆使した持続可能な農業の実現を目指していきます。今回の実験を通じて得られたデータや意見は、農業の効率化や発展に大いに寄与することでしょう。地域中核・特色ある研究大学として、岡山大学はさらに多くの取り組みを重ね、地域と共に歩んでいくことを約束します。

岡山大学の取り組みには、今後も多くの期待が寄せられます。これからの発展に目が離せません。


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会社情報

会社名
国立大学法人岡山大学
住所
岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス本部棟
電話番号
086-252-1111

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