NADiff a/p/a/r/tでの特別展覧会「ほたるのひかり」
2025年3月8日(土)から23日(日)の間、東京・恵比寿のNADiff a/p/a/r/tでChim↑Pom from Smappa!Groupによる特別展「ほたるのひかり」が開催されます。この展覧会は、NADiffの最終営業日を飾るフィナーレとなり、多くのアートファンやクリエイターが注目するイベントとなることでしょう。
NADiff a/p/a/r/tの歴史
NADiff a/p/a/r/tは、2008年に恵比寿にオープンして以来、146回の展覧会を開催してきました。その第一弾は、当時の神話を覆すようなChim↑Pomによる「日本のアートは10年遅れている 世界のアートは7、8年遅れている」というテーマの作品でした。秩序を破るインスタレーションやパフォーマンスで訪れる人々を驚かせ、アートの新たな可能性を示しました。
10周年を迎えた2018年には再度Chim↑Pomによる展覧会が行われ、彼らのアイデンティティを象徴する「恵比寿の泉」が再演され、ギャラリーの新たな魅力が引き出されました。17年間の歴史を振り返ると、NADiff a/p/a/r/tは日本の現代アートシーンを牽引してきた存在だったのです。
展覧会「ほたるのひかり」の内容
「ほたるのひかり」では、地下階の壁画は再び一般公開され、かつての作品が新たな形でお目見えします。併せて、ガレージセールも実施され、掘り出し物やアート関連商品などが並び、訪れた人々は新たなアートの発見ができるでしょう。
今回の展覧会は、水浸しとなった地下の壁画の発掘や、雨漏りによって傷んだ倉庫から持ち込まれた「物質」など、様々な要素が組み合わさり、観客に新たな視点を提供します。それによって、アートは単なる鑑賞物ではなく、観客自身がその価値を再評価する場が生まれるのです。
「ほたるのひかり」というタイトルは、オープン時に放たれた蛍に由来し、同時にNADiffの閉店そのものを象徴する重要な意味を持っています。それは、これまでのアートの存在価値を再確認しながら、未来への扉を開くものでもあります。展覧会を通して体感できる数々のアート体験が、訪問者に深い印象を与えることでしょう。
特別トークイベントの開催
また、展覧会期間中の3月15日(土)には、Chim↑Pomのメンバーによるトークイベントも予定されています。このイベントでは、彼らの作品制作の裏側に迫り、アートと社会の関わりについて深く語り合われます。入場は無料ですが、先着順となるため、早めの来場が望ましいでしょう。
NADiff a/p/a/r/tでの最後の展覧会「ほたるのひかり」は、アートファンやクリエイターにとって、見逃せない盛りだくさんの内容になっています。この特別な瞬間を見逃すことなく、ぜひ足を運んでみてください。美しい蛍の光が点灯するその瞬間、これまでのアートの歴史や未来について考えるきっかけになること間違いありません。
NADiff a/p/a/r/tの場所とアクセス
東京都渋谷区恵比寿1-18-4に位置するNADiff a/p/a/r/tは、アクセスも良好です。アートが多様に共存するこの場所で、豊富なアート書籍や面白いグッズに出会いながら、心に残る特別な体験をしてみてはいかがでしょうか。
「ほたるのひかり」で新たなアートへの扉を開きましょう!