海水浴場の環境認証
2025-05-01 10:13:22

日本の海水浴場とマリーナが国際環境認証を取得する意味とは

日本の海水浴場とマリーナがブルーフラッグ認証を取得



最近、一般社団法人日本ブルーフラッグ協会が、日本国内の海水浴場とマリーナに対する国際環境認証「ブルーフラッグ」の新たな認証を発表しました。これにより、国内では合計15か所がこの名誉ある認証を獲得することとなり、海水浴場では吉里吉里海岸、マリーナではヤンマーサンセットマリーナが初めての認証を受けました。

ブルーフラッグとは?



ブルーフラッグは、国際NGOである国際環境教育基金(FEE)が運営する環境認証制度です。世界各地の海水浴場やマリーナ、観光船舶がその基準を満たすことによって取得することができます。認証の条件には、水質や安全性、環境教育、管理体制が含まれており、厳正な審査を通じて運営されています。1985年にフランスで始まったこの制度は、現在では51か国において5,036か所が認証を受け、その中でも特にヨーロッパでは高い認知度を誇ります。

新たに認証を受けた海水浴場とマリーナ



今期認証を受けた吉里吉里海岸海水浴場は、岩手県大槌町に位置し、魅力的な砂浜と美しい海が特徴です。2011年の東日本大震災後、地域の熱意により早期に再開を果たしました。この海水浴場の名前は、アイヌ語の「キリキリ」に由来し、訪れる人々にとって親しみやすい場所となっています。

一方、滋賀県守山市にあるヤンマーサンセットマリーナは、日本最大の湖である琵琶湖の湖畔に位置します。1968年に設立され、クラブハウスやホテルが融合したリゾート施設として、湖上での安心安全な体験を提供しています。ここからは美しい夕日も楽しむことができ、特別なひとときを過ごすことができます。

継続的なブルーフラッグの取得



新たな認証に加えて、既に認証を受けている海水浴場も多数存在しており、由比ガ浜や若狭和田ビーチなどは10年連続で認証を取得しています。これらの海水浴場は、地域住民の協力を得ながら、環境保護と持続可能な運営を目指しています。

ブルーフラッグ認証の意義



環境認証を受けることは、単なる名誉ではありません。当該地域の経済を活性化させ、訪れる観光客に安心して楽しんでもらうための活動でもあります。また、地域の環境保護意識を高める要素にもなり、持続可能な社会の構築に寄与します。

ブルーフラッグの基準は年々厳格化しており、これを満たすことができれば、国際的な環境保護の象徴として認知されることができます。これは、地域の自然環境と地域経済のバランスを保つためにも重要なプロセスです。

日本ブルーフラッグ協会の役割



日本ブルーフラッグ協会は、ブルーフラッグの取得支援を行う団体であり、SDGsの達成に貢献する活動をしています。協会は、地域の魅力を活かしつつ、持続可能な開発を目指すためのサポートを行っています。

今後も、日本国内でのブルーフラッグ認証の拡大に注目が集まります。環境意識が求められる今日、認証取得は単なるスタート地点にすぎません。海や湖の環境を守るためには、今後ますますの努力と地域密着型の取り組みが必要です。


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会社情報

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一般社団法人日本ブルーフラッグ協会
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