新興国市場の新たな成長機会を探る
2026年7月31日に、ティー・ロウ・プライス・ジャパン株式会社が新興国投資に特化した新しい株式ファンドを発表しました。このファンドは、「ティー・ロウ・プライス 新興国ディスカバリー株式ファンド」と名付けられ、関東財務局に届出が済んでいます。この新しいファンドを通じて、新興国の市場機会を追求する新たな戦略が展開されることになります。
新NISAに関連したファンド
本ファンドは、新NISAの成長投資枠の対象として、米ドル売り円買いの「Aコース」と、為替ヘッジなしの「Bコース」の二種類を提供します。また、新規販売会社として三菱UFJモルガン・スタンレー証券がファンドを取り扱い、特に注目されています。初回募集期間は2026年8月17日から28日まで、設定日は8月31日を予定しています。
「シン・新興国」への注目
ティー・ロウ・プライスは、今の新興国が「先進国を追いかける」だけでなく、「世界システムを回す側」に変わりつつあるとし、これを「シン・新興国」と呼んでいます。この観点から、現在の成長段階には多くの新しい機会があると見込んでおり、特に優良企業に対する調査が行き届いていないために、株価に実力が反映されていない場合も多いと指摘されます。ファンドはこの市場の「非効率性」にフォーカスし、見過ごされがちな企業を再発見する「ディスカバリー」と、株価の下落時にこそ機会と捉える「コントラリアン」の視点を取り入れ、長期的なリターンを目指しています。
運用チームのリーダーシップ
ファンドの運用は、アーネスト・イェンが指揮している新興国ディスカバリー株式運用チームが務めます。イェンは、「新興国株式市場は、高いクオリティの銘柄かそうでないかの二者択一で判断されやすい。しかし、我々は徹底した企業調査により、成長が見込まれる『見過ごされている銘柄』を発掘することに注力しています」と話しています。
投資家への提言
ティー・ロウ・プライスの代表取締役社長である本田直之氏は、新興国のポートフォリオの重要性を強調し、米国中心のポートフォリオに対して新興国を補完する形での投資が期待されると述べています。ファンドを通じて投資家にとって新たな成長機会へのアクセスが提供されることを意図しています。
ティー・ロウ・プライスについて
1937年に設立されたティー・ロウ・プライスは、全世界で数百万の顧客に対して長期的な資産形成のサポートを提供するグローバルな資産運用会社です。今後も、変化する投資環境と多様なニーズに応じたサービスを通じて、顧客の資産形成を助けていく方針です。
ティー・ロウ・プライスは新興国ファンドを通じて、今後の市場動向にどのようにアプローチしていくのか、ますます期待が高まります。この新しいファンドは、投資家にとって多様な選択肢となる可能性を秘めています。