通信事業者のデジタル化に関する新たな論考を公開しました
最近、A.T. カーニーが発表した論考『DXの成否を分けるものは何か』が注目を集めています。この研究は、世界中の約80社の通信事業者に関するデータを基に、デジタル化の進展がビジネスにどう影響を与えているかを深く掘り下げています。
新型コロナウイルスの影響で、リモートワークやオンラインエンターテインメントの需要が急増したものの、多くの通信事業者は、これらのニーズを収益化することに苦労しています。特に日本市場では、大手携帯電話事業者が相次いで値下げプランを導入したことで、業界全体の収益が圧迫されています。このような背景の中で、カーニーは新興市場の大手事業者と協力し、デジタル化施策が実際の成果に結びつく最適な方法を探る調査を実施しました。
この調査の成果は、特にコロナ後の新しい社会においてデジタル化を進めようとする事業者にとって非常に有益です。デジタル変革は単なるトレンドではなく、今後のビジネスにおける競争力を左右する重要な要因となっていることが示されています。
研究を監修したのは、通信・メディア&テクノロジー部門のシニアパートナーである吉川尚宏氏、針ヶ谷武文氏、プリンシパルの滝健太郎氏です。彼らは、この調査を通じて得られた知見が、既存のビジネスモデルを再考し、デジタル化を推進するための指針となることを期待しています。
A.T. カーニーは、今後もグローバルに公開される論考を日本語化し、国内の事業者や読者に向けて紹介していく予定です。この取り組みを通じて、企業がデジタル化を進める上での課題や成功の要因を理解し、実際のビジネスに活かす手助けをしたいと考えています。
デジタル化は企業にとって避けて通れない道です。現在の状況下では、リモート需要に応じた迅速な対応が求められています。今後の通信業界の動向に注目しながら、この論考がどのように活用されていくのか、期待が高まります。私たちもその進展を見逃さず、最新の情報をお届けしていきます。
会社情報
- 会社名
-
A.T. カーニー株式会社
- 住所
- 東京都港区赤坂9-7-1ミッドタウン・タワー23階
- 電話番号
-
03-6890-5001