攻撃対象領域管理ソリューション「Criminal IP ASM」が企業と提携
攻撃対象領域管理に特化した企業、AI SPERAがこのたびITソリューション企業である株式会社ウェーブと新たにディストリビューター契約を結びました。この提携は、両社が目指すセキュリティ市場の成長を強化するものです。
AI SPERAは、攻撃対象領域に基づく脅威インテリジェンス技術を提供している企業で、CTI検索エンジン「Criminal IP」といった製品を開発しています。「Criminal IP」は、150カ国以上でユーザーを獲得し、数々の著名なセキュリティ企業とパートナーシップを築いています。
一方、株式会社ウェーブは、IT分野における多様な支援事業を展開しています。ソフトウェア開発や運用支援、エンジニア派遣をはじめとし、株式会社YRK&のグループ会社でもあり、そのネットワークを活かしたビジネス展開が特徴です。
デジタルトランスフォーメーション(DX)による市場拡大
近年、デジタルトランスフォーメーション(DX)が進む中、企業はIT資産の攻撃対象領域の把握と迅速なセキュリティ対応が求められています。この市場背景を反映し、ウェーブはAI SPERAの「Criminal IP」を、彼らの提供する初となるセキュリティソリューションとして位置づけています。今後、両社は協力して国内での販路拡大を図り、セキュリティ市場での競争力を強化する予定です。
「Criminal IP」の機能と利便性
「Criminal IP」は、攻撃対象領域から収集したIPアドレスやドメイン、証明書などの情報をスキャンし分析することで、セキュリティ脅威を特定する検索エンジンです。使いやすいユーザインターフェースを通じて、高度に分析された脅威情報をAPIやデータセット形式で提供し、アクセスのしやすさを追求しています。さらに、AWSやAzure、Snowflakeマーケットプレイスを通じて、グローバルでの販路を年々拡大しています。
また、「Criminal IP ASM」や異常ユーザー検出ソリューション「Criminal IP FDS」、CTIデータベース「Criminal IP CTIDB」など、様々な派生ソリューションが開発され、アジアや北米、中南米、欧州のセキュリティサプライヤーと連携し、グローバルセキュリティ市場でのプレゼンスを高めています。
このパートナーシップにより、AI SPERAとウェーブは相互の強みを活かしつつ、新たなセキュリティソリューションの提供に邁進することになります。今後の展開にも大いに注目が集まります。