ストックマーク、Anewsのセキュリティ認証を発表
ストックマーク株式会社は、2025年2月8日に提供中の情報収集サービス「Anews」がクラウドセキュリティの国際規格「ISO/IEC 27017」に基づく認証を取得したことを発表しました。この認証取得により、Anewsはさらなる信頼性を獲得し、ユーザーがより安心してサービスを利用できる環境を整えています。
認証取得の背景
生成AIが急速に普及している昨今、企業がその技術を導入するには安全なデータ管理が欠かせません。ストックマークでは既にISO/IEC 27001の認証を取得しており、情報セキュリティの基準を担保してきました。しかし、生成AIが社内情報と連携する場合、特に機密性の高いデータを扱う組織にとっては、新たなセキュリティ基準が求められます。
同社が実施した「社内情報活用実態調査2024」によると、1000名以上を雇用する企業の約半数が生成AIと社内データの活用を検討しており、特にドキュメントや業務プロセスに関する情報の需要が高まっていることがわかりました。これに伴って、データの安全性を保証する必要性がさらに強まっています。
Anewsは、社内外の情報を効率良く収集するためのツールであり、生成AI機能を活用した情報整理能力も備えています。ストックマークは、利用者が安心してこの機能を使えるようにするため、今回のISO/IEC 27017認証を取得したとしています。
Anewsの特長
Anewsは、最先端の自然言語処理技術を駆使し、国内外の約35,000サイトからニュースや特許、論文などを一元管理できます。ユーザーが求める情報をAIが自動で要約し、パーソナライズされたニュース配信機能を持っているため、短時間で必要な情報にアクセスでき、業務の効率向上に寄与します。
また、Anewsは組織内の知見を集約することも可能で、特定のトピックに詳しい従業員を見つけ出すことで、能力向上や協力体制の構築に活かせます。新機能として予定されているAIエージェント機能も、さらなる業務支援を提供するでしょう。
ストックマークのビジョン
ストックマーク株式会社は「価値創造の仕組みを再発明し、人類を前進させる」というミッションを掲げており、これまでに多くの企業の変革をサポートしてきました。Anewsやデータの構造化を通じて企業の資産を育成する「SAT」などを運営し、企業特化型見込みAIの開発も行っています。
「Anews」が取得したISO 27017認証は、クラウドサービスの安全性を高めるだけでなく、企業が生成AIを効果的に活用するための礎となるものです。今後もストックマークは、顧客に安心してサービスを利用してもらうため、さらなるセキュリティ強化に努めていくとしています。