Genomedia株式会社は、ゲノム研究者のための解析環境構築支援ツール『Genomedia® Tools』を発表しました。このツールは、現代のゲノム解析に必要不可欠な多様なソフトウェアをパッケージ化し、簡単にインストールおよび管理できるように設計されています。
研究者のための優れたソリューション
ゲノム解析は複雑で、さまざまなソフトウェアが必要とされるため、研究者にとっては大きな作業負担があります。必要なツールを選定し、複数のサーバに対して環境構築を行うことは、時間と手間がかかるプロセスです。さらに、ソフトウェアの頻繁なバージョンアップも、作業の効率を低下させる一因となっていました。『Genomedia® Tools』は、こうした研究者の悩みを解消することを目的に開発され、システム構築にかける時間を削減し、研究に集中できる環境を提供します。
『Genomedia® Tools』の特長
このツールは、以下のような数多くの特長を持っています:
- - 多彩な解析ツール: 質の高いChIP-Seq、RNA-Seq、エピゲノム解析、変異解析など、頻繁に用いられる解析手法をサポートしています。
- - 簡易なソフトウェア管理: ソフトウェアのバージョンやアップデート情報を一元管理し、最新のツールを簡単に利用できます。
- - オープンソースの対応: オープンソースソフトウェアの利用条件を確認しいて、産業利用も視野に入れたパイプライン開発が可能です。
- - カスタマイズ可能なパッケージ: 必要なソフトウェアがパッケージに含まれていない場合は、追加依頼もできます。これにより、個々の研究ニーズに応じた柔軟な対応が実現されます。
使用可能なソフトウェアの一例
『Genomedia® Tools』では、以下のソフトウェアを利用することができますが、これに留まらず、現在100以上のソフトウェアがパッケージ化されており、今後もサポートツールが追加される予定です。
- - Blast+
- - BWA
- - Cufflinks
- - Picard
- - SOAP
- - TopHat
- - Velvet
さまざまな解析手法を簡単に行える『Genomedia® Tools』は、効率的な研究環境を作り出し、研究者の時間と労力を大幅に削減いたします。
BioJapan 2014に出展
注目のツールである『Genomedia® Tools』は、10月15日から17日にパシフィコ横浜で開催されるBioJapan 2014に出展します。この展示では、Genomediaの他の製品やサービスも紹介されます。(中小機構ブース内小間番号B101)
Genomedia株式会社は2013年に設立されたベンチャー企業で、ゲノム解析、バイオ・ライフサイエンス分野の研究者を支援するための解析サービスやソフトウェアを提供しています。さらなる革新に向けて、同社の取り組みから目が離せません。
もっと詳しく知りたい方は、
Genomediaのホームページを訪れてみてください。