日興アセットマネジメントの議決権行使結果
日興アセットマネジメント株式会社が、2023年7月から2024年6月末までの投資先企業での議決権行使に関する結果を発表しました。この1年間、国内の2386社の株主総会において、会社提案議案と株主提案議案を含む合計23472議案に対して議決権を行使しました。
議決権行使の概要
日興アセットは提案された議案に対して、適切に判断を行うためのガイドラインを持ち、その運用を行っています。会議に実際に提案された議案の内訳は、会社提案が33095件、株主提案が377件で、その合計は23472件に上ります。これらの行使状況は、マーケットにおいての透明性と信頼性を高める一方で、持続可能な経営も意識しています。
コーポレートガバナンスの重要性
コーポレートガバナンスに関して、上場企業はより高い基準が求められ、企業は気候変動などの課題に真剣に取り組む必要性が高まっています。日興アセットは、企業が持続可能な成長を図るための実効性の高い議決権行使を行うことに力を入れており、時折基準の改定を行っています。
2024年の改定内容
特に注目すべきは、2024年4月からの改定です。この変更により、取締役や社外取締役、監査役の選任に関する要件が強化され、気候変動に関する情報開示についても株主提案への考え方を明確に示すこととなりました。これにより、企業はますます強いガバナンスを要求されることになります。
スチュワードシップ責任
日興アセットマネジメントは、投資家から託された資産の長期的なリターンの拡大を目指し、フィデューシャリーの原則に従ったスチュワードシップ責任を重視しています。これを実現するため、企業との対話を通じてその持続可能性や資本利用の状況を把握し、適切な議決権行使を行う姿勢を貫いています。
さらに、議決権行使に関する基準は定期的に見直され、投資の質を向上させる努力が続けられています。全体として、日興アセットは投資先企業の持続的な成長と中長期的な企業価値向上を促すための強固な戦略を実施していることが伺えます。
日興アセットマネジメントの紹介
日興アセットマネジメントは、アジアを代表する資産運用会社として、様々な投資ソリューションを提供しています。60年以上の歴史を持つ同社は、約200名の運用プロフェッショナルが36.3兆円もの資産を運用しており、世界中での信頼性を築いてきました。様々な金融機関を通じて、個人だけでなく機関投資家にもサービスを展開しており、その柔軟性と創造力は業界内で高く評価されています。
これからも、日興アセットマネジメントは持続可能な企業体としての役割を果たしつつ、より良い投資環境を提供し続けていくことでしょう。