マウザーがNXPのi.MX RT1180マイクロコントローラを扱い始める
世界的に認知された電子部品の配信業者、マウザー・エレクトロニクスが、新たにNXPセミコンダクターズのi.MX RT1180クロスオーバー・マイクロコントローラ(MCU)の取り扱いを開始しました。この製品は、革新的な技術を搭載し、幅広い業界において利用されることを目指しています。
i.MX RT1180の特徴
i.MX RT1180は、主に産業やビルオートメーション、ロボティクスなどの分野に特化したデュアルコアのリアルタイムMCUです。最大800MHzで動作するArm Cortex-M7コアと、300MHzのCortex-M33コアを備え、この両立が非常に高速な処理を可能にしています。このため、様々な応用分野においてリアルタイムなデータ処理が求められるシステムに最適です。
さらに、このマイクロコントローラは、産業用ゲートウェイ機能も搭載しており、PROFINET®、EtherCAT®、EtherNet/IP™といったリアルタイム通信プロトコルにも対応。これにより、異なるデバイス間の円滑な通信が保証されます。加えて、2025年にNXPがport GmbHを買収することで、専門的なネットワーキングスタックを活用できる可能性も広がります。
産業用にも対応とタイムセンシティブ・ネットワーキング
i.MX RT1180は、先進的なタイムセンシティブ・ネットワーキング(TSN)プロトコルにも対応しており、これにより産業界での利用がより身近に感じられます。例えば、ECC(エラー訂正コード)機能を兼ね備えた1.5MBオンチップRAMを標準装備しており、高い信頼性を求められる環境でも安心して使用できます。
電源管理とセキュリティ機能
電源面では、DC-DCコンバータに加えて低ドロップアウト(LDO)レギュレータが統合されており、外部の電源回路の簡素化が実現されています。また、セキュリティ機能としては、EdgeLock® Secure Enclaveやバッテリーバックアップセキュリティモジュールが組み込まれており、情報セキュリティを意識した設計が施されています。加えて、動作温度範囲は-40°Cから+125°Cまで広がり、過酷な環境下でも安定して動作します。
評価キットと開発ボード
マウザーで取り扱うMIMXRT1180-EVK評価キットやFRDM-IMXRT1186開発ボードは、i.MX RT1180の機能を具体的に確認するためのプラットフォームを提供します。また、Remote I/O Platform(RIOP)を活用したPLCIOKITは、高精度なデータ収集やマルチプロトコル接続の試作を可能にします。このような開発ツールを用いることで、エンジニアは迅速にニーズに応じたシステムを構築できます。
まとめ
NXP Semiconductorsのi.MX RT1180クロスオーバー・マイクロコントローラは、さまざまな分野での利用が期待される先進的なデバイスです。マウザーによって提供されるこの製品は、周辺機器との連携も考慮されており、今後の技術革新に寄与することが期待されます。詳細については、マウザーの公式サイトで確認できます。