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人気パズルRPG「ポコロンダンジョンズ」が海外進出

現在、450万ダウンロードを突破している人気のパズルRPG「ポコロンダンジョンズ」が、中国及び北米での配信が決まりました。本作は、なぞってモンスターを攻撃しながら攻略する新しいタイプのゲーム性が、多くのユーザーに支持されています。そこで、今回は「ポコロンダンジョンズ」がどのようにして海外展開を実現するのか、そしてその背景について深掘りしてみましょう。

中国市場へのアプローチ

日本のゲーム産業において、2014年以降、多くのタイトルが中国市場に進出していますが、成功を収めるためには、日中間の文化の違いを理解しそれに適したローカライズが欠かせません。この点で重要な役割を果たしているのが、Kick9（キックナイン）です。Kick9は、日本に常駐するオフィスを持ち、日本のゲームや文化に精通しているため、スムーズなコミュニケーションが可能です。

特にゲーマーの嗜好が異なる中国市場において、「ポコロンダンジョンズ」は、現地の開発スタッフを交えたローカライズ作業が進行中。こうした地道な努力が、現地で愛されるゲームへの第一歩となるのです。

二次元文化の拡大と新たなゲームの可能性

最近2年間で、中国における二次元文化、特に日本のアニメやゲームへの関心が爆発的に高まっています。こうした文化的背景の中、IP（知的財産）を活用したゲームが多数展開されています。「ポコロンダンジョンズ」はその中でも、日本を代表するオリジナルRPGとしてしっかりとした地位を築いています。今後、Kick9はそのオリジナリティを維持しつつ、より多くのユーザーに楽しんでもらえる仕組みを整えていく予定です。

Kick9の背景

Kick9は2014年に設立され、元DeNA_ChinaのCEOである王勇（おう・ゆう）が率いる企業です。北米地域では「Soul Hunters」や「NBA ALL NET」などヒット作を多数リリースし、スマートフォンゲーム市場での存在感を確立しています。特に注目すべきは、Kick9が提供する越境サービスプラットフォーム「DaaS」。このプラットフォームは、ゲーム開発会社が海外でスムーズにリリースを行う際に必要な各種出力管理やKPIの収集・分析を一元化し、効率的な運営を実現します。

さらに、Kick9は過去に、アメリカのRed Herring社が選出する「2015 Red Herring TOP100 Global」にも選ばれており、革新的な企業としての評価も得ています。今後も多くの日本の名作ゲームを世界へと届け続けることが期待されています。

「ポコロンダンジョンズ」の独自性

本作を手掛けるグレンジは、2011年に設立され、iPhoneやAndroid向けのアプリの制作・運用に注力しています。「ポコロンダンジョンズ」は既に日本を含むアジア9カ国で展開されており、香港版は2015年にGoogle Playのベストアプリを受賞するなど、その人気を証明しています。

「ポコロンダンジョンズ」は今後も、リアルタイムで進化し続け、新たなエンターテインメントの形を提供することでしょう。プレイヤーの期待を裏切らない進化を遂げるこの作品から、今後も目が離せません。

「ポコロンダンジョンズ」は、ただのゲームではなく、文化を越える架け橋にもなり得る仕掛けとポテンシャルを持っています。これからの展開に、ぜひご期待ください。

関連リンク

サードペディア百科事典: ゲーム ポコロンダンジョンズ Kick9

Wiki3: ゲーム ポコロンダンジョンズ Kick9