2015年に創設された「シラ国際外食産業見本市」は、世界中から4,000社以上の出展者と専門家が集結する、外食産業の重要なイベントです。この見本市は、料理や製菓、製パンなどの新たなトレンドが発信される場として注目を集めています。
2025年1月23日から27日にかけてフランス・リヨンで開催されるこの見本市に、株式会社増田製粉所(所在地:兵庫県神戸市)、代表者:内藤徳喜が初めて出展します。同社は製菓用小麦粉「宝笠印小麦粉」の製造・販売を手掛け、多くの菓子職人に支持されています。
今回の展示会では、特に注目されるのが北海道産小麦を使用した「宝笠ドゥノール」と、「赤煉瓦」という焼菓子専用粉の2種類です。これらの製品は、フィナンシェやカステラなどの試食品と共に紹介され、フランスの現地市場への新たな進出を狙います。
「宝笠ドゥノール」は、北海道産の品種「きたほなみ」を使用しており、しっとりとした食感とほどよい弾力を持っています。特に和素材との相性が良く、和風スイーツの創作にも適しています。また、その独自の配合により、柔らかな泡立ちを実現しています。対する「赤煉瓦」は、粗挽き粉特有の食感と小麦本来の風味を引き出すよう丁寧に製粉されており、パイやタルトなど多彩な焼き菓子にぴったりです。
増田製粉所は、創業以来110年以上の歴史を持ち、小麦粉製造の分野において独自行の改良を追求し続けてきました。「できるだけグルテン形成が少なく、泡立てた気泡を優しく包んで壊さない」技術を基に、素材の特性を最大限に引き出しています。金の宝笠印を与えられるのは、選りすぐられた小麦粉のみです。商品のクオリティは高く、製菓はもちろん、製パンや製麺業界でも広く支持を受けています。
「シラ国際外食産業見本市」を通じて、増田製粉所は新たな販路拡大を期待しています。東南アジアへの輸出実績を持つ同社が、さらなる市場展開としてヨーロッパの消費者に直接自社製品をアピールできるこの機会は、将来的な成長を見据えた重要な一歩です。
また、株式会社増田製粉所は、常に「もっとおいしいものを」という理念を持ち、新商品の開発や技術改善に努めています。未来に向けたチャレンジを続け、顧客と共に新たな100年を築いていくことを目指している彼らの姿勢は、多くの菓子職人にとっても大きな励みとなるでしょう。
展示会の詳しい情報は以下の通りです:
- - 名称:シラ国際外食産業見本市2025
- - 会期:2025年1月23日(木)~27日(月)
- - 会場:EUROEXPO LYON(フランス・リヨン)
- - 展示面積:140,000㎡(予定)
- - 増田製粉所ブース番号:2.2J91
- - 主催社HP:シラ展示会
この機会を心待ちにしているたくさんのファンや業界関係者から期待が寄せられている中、増田製粉所がどのような新しい挑戦を見せてくれるのか、大いに楽しみです。