日本サステナブルサロン協会設立の背景
日本サステナブルサロン協会(JSSA)は、持続可能な美容業界を目指し、2021年4月に設立されました。この取り組みは、華やかな美容が人々にとって重要である一方で、美容業界での環境負荷が深刻な問題であることから生まれました。具体的には、化学物質の排水や水資源の使用、大量廃棄の問題があります。これらは資源の枯渇や地球温暖化、生態系に対する影響を引き起こしています。加えて、美容師自身も有害な化学物質に長時間曝露されており、過酷な労働条件のもとで早期の離職が常態化しています。これに対処すべく、JSSAはサステナブルサロンへの移行を推進し、業界全体の発展を目指しています。
JSSAのミッションとバリュー
JSSAの主なミッションは、環境や社会的な配慮を重視した美容業界の発展を促進することです。具体的には、持続可能な製品の使用推進や教育機会の提供を通じて、業界の変革を図ります。私たちの基本理念には、持続可能性(Sustainability)、循環性(Circularity)、再生性(Renewability)、自然に学ぶこと(Biomimicry)、透明性(Traceability)、そして美しさ(& Beauty)があります。これらを通じて、すべてのサロンが美しく持続可能な運営を実現できるようにします。
協会の具体的な活動内容
JSSAでは、以下のような活動を行っています。
- - サステナブルサロンの認定および審査
- - 各種啓発活動の実施
- - 課題解決に向けた調査や研究
- - 業界関係者への教育や情報提供
- - サステナブルな製品の企画や提案
- - 国際規格への情報蓄積や共有
- - 会員間の交流や連携促進
- - イベントや勉強会の開催
これらの活動を通じて、持続可能かつ美しい未来を目指していきます。
設立記念オンラインイベント
JSSAは、設立を記念してオンラインイベントを開催します。「真にサステナブルな美容業界を目指して」というテーマで、2021年5月に行われるこのイベントでは、業界の最新情報や協会の認証ガイドラインについての説明が行われる予定です。参加費は1,000円で、美容関係者や興味のある方々が対象です。参加はこちらの
URLからお申し込みください。
企画者の紹介
今回のイベントには、JSSAの代表理事である猿田哲也氏も参加します。彼はサステナブルな生活を実践しつつ、次世代の美容業界をリードする存在です。また、理事の那須清和氏はサーキュラーエコノミーに特化した調査や発信を行っており、サステナビリティの重要性を広く認識してもらうために活動しています。
結論
美しさを追求するサロンもまた、持続可能な方法で運営される必要があります。私たちの行動が地球環境に与える影響を考慮した上で、美容業界の進化を図ることが急務です。JSSAの取り組みは、未来の世代への責任を果たすための第一歩となるでしょう。人も地球も、美しい未来のために、今こそサステナブルな選択を行う時です。