獣医療の未来
2020-05-21 23:09:38
新たに設立された獣医療研究所VVG Labが切り拓く未来の獣医療
新たに設立された獣医療研究所VVG Labが切り拓く未来の獣医療
2020年4月1日、東京都豊島区において、獣医療の研究と開発に特化した新たな組織、Vision Vets Group (VVG) Labが設立されました。この研究所の設立は、ペット医療の新たな展開を促す重要な一歩と捉えられています。
獣医療の背景と目的
ペットとして飼われる犬や猫は、単なる伴侶動物ではなく、今や家族の一員として見られています。そのため、獣医療の必要性はますます高まっています。高齢化に伴うガンや生活習慣病の増加、さらにはエキゾチック動物の飼育の増加など、獣医師たちには多様な疾患への対応が求められているのです。
VVG Labは、獣医学の進展を支えるために、動物疾患の研究や情報発信、エキゾチック動物の疾患データベースの構築、さらには遠隔病理組織診断システムの開発に注力しています。
研究テーマの詳細
1. 動物疾患研究の推進
VVG Labでは、犬や猫を中心とした伴侶動物の多様な疾患について、症例情報を分析し、学術集会や論文を通じてその成果を発信することを目指しています。これにより、動物の疾患が人間の医学研究にも応用される可能性を追求しています。
2. エキゾチック動物疾患データベースの構築
エキゾチック動物に関する研究も重点的に行われています。特に、日本初となるエキゾチック動物疾患データベースを構築することで、病気の原因や治療法を解明し、動物や飼い主にとっての重要な情報源となることを目指しています。
3. 遠隔病理組織診断システムの開発
獣医療における診断プロセスを革新するため、国外での例のない遠隔病理診断システムの開発も進行中です。このシステムは、迅速な感染症の診断を実現することに寄与し、獣医師たちの負担軽減を図ります。
運営体制と専門家たち
VVG Labの設立には、東京大学名誉教授の中山裕之博士、同大学特任助教の三輪恭嗣博士など、獣医学の専門家たちが参加しています。彼らはそれぞれの専門知識を生かし、獣医療の未来を築くために活動しています。
まとめ
VVG Labの設立は、獣医療の革新に向けた大きな一歩です。今後の研究成果が、ペットやエキゾチック動物の健康を守るだけでなく、人と動物の共生関係を深化させることが期待されています。VVG Labが形成する未来に、今後も目が離せません。
会社情報
- 会社名
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Vision Vets Group (VVG) Lab
- 住所
- 東京都豊島区駒込1-24-6NAESHIROビル 201号室
- 電話番号
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