高松市とアサヒ飲料による新しいリサイクル事業
香川県高松市とアサヒ飲料株式会社が2023年2月27日、ペットボトルのリサイクルに関する協定を締結しました。この協定は「ボトルtoボトルリサイクル協定書」と名付けられており、双方の協力のもと、家庭から回収された使用済みのペットボトルを新しいペットボトルに再生する取り組みが始まります。これにより、市民に優しい環境づくりを目指し、持続可能な循環型社会の実現を目指しています。
ボトルtoボトルとは?
このリサイクル手法は、石油から製造されるペットボトルと比較して、二酸化炭素(CO2)の排出量を抑えることができます。アサヒ飲料では、この「ボトルtoボトル」方式を通じて、ペットボトルを環境に優しい方法で再利用できる仕組みを導入します。
具体的には、リサイクルにおける効率を高めるために、物理的再生法である「メカニカルリサイクル」と化学的再生法の「ケミカルリサイクル」という二つの手法が組み合わされます。この組み合わせにより、リサイクル時に発生する残渣を削減し、より高いリサイクル率を実現することが期待されています。
残渣とその再利用
メカニカルリサイクルでは、回収されたペットボトルを高温で溶かし、異物を取り除いた後に再生樹脂が製造されます。しかし、この過程で約20%の残渣が発生します。その中で5%から10%はペットボトル以外のものにリサイクルされます。これらの残余物はペットボトル素材を多く含んでいるため、再度ペットボトル原料として利用されることになります。この効率的なプロセスにより、環境への負荷を軽減しつつ、リサイクルの持続性を高めることが実現可能になります。
環境教育の重要性
高松市とアサヒ飲料のもう一つの重要な取り組みは、リサイクルの普及啓発と環境教育です。市民への教育を通じて、ペットボトルのリサイクルや環境保護の意識を高め、より多くの人々が参加することが期待されています。リサイクル活動が広がることで、この取り組みが地域全体に浸透し、持続可能な社会の実現に寄与することが目指されます。
協定の締結は、環境問題に対する関心が高まっている中で、地域と企業の連携による新たなステップチェンジとなるでしょう。高松市とアサヒ飲料の協力のもとで、今後このリサイクル事業がどのように成長し、地域社会に貢献していくのか、多くの注目が集まります。ますます重要性を増す環境問題に取り組むこのプロジェクトは、持続可能な未来へと歩みを進める大きな一歩と言えるでしょう。