神奈川県が導入する新たな脱炭素ポイントキャンペーン
神奈川県が実施する「かながわCO2CO2ポイント+(プラス)」キャンペーンが、2023年10月1日から12月26日までの期間にわたり、県内の12事業者、約800の店舗で実施されます。この取り組みは、脱炭素ライフスタイルを促進することを目的としており、生活者が環境に配慮した商品を購入すると、その購入に対してポイントが上乗せされるという仕組みです。
キャンペーンの概要
「かながわCO2CO2ポイント+」は、神奈川県が平成5年度から毎年実施している施策で、今年で3回目を迎えます。昨年度の取り組みでは、9つの事業者と97店舗が参加し、延べ53万人以上の利用者があったため、計74.5トンのCO2削減が達成されました。これは、レジ袋で換算すると313万枚に相当します。実際の利用者からのアンケートでは、約90%が「脱炭素について考えるきっかけになった」と回答しています。
今年は、さらに規模を拡大し、コンビニエンスストアを含む12事業者と約800店舗が参加しています。また、Earth hacks株式会社がデカボスコアという指標を提供し、各商品の環境への貢献度を可視化しています。このデカボスコアによって、どれだけのCO2排出量が削減されるかがひと目でわかるようになっています。
参加事業者と取り扱う商品
参加している主な事業者と取り扱う商品の例を挙げます。
- - 株式会社アーバンリサーチ: 廃棄衣料を原料にした雑貨や衣類。
- - エームサービス株式会社: プラントベースフードを使用したメニュー。
- - 株式会社京急ストア: エコ包装のキムチ。
- - 生活クラブ: リユースびんの商品。
- - 株式会社セブン‐イレブン・ジャパン: ペットボトルの回収でポイントが貯まります。
各店舗での対象商品を購入することで、販売額に応じたポイントが貯まります。例えば、株式会社アーバンリサーチでの購入では、販売額の10%に相当するポイントが獲得できます。
地域の脱炭素についての取り組み
神奈川県は、脱炭素社会の実現へ向けた施策を積極的に進めています。氷河期やクライシスなど、気候変動に関する危機が叫ばれる今、地方自治体としても消費者の意識を高めるための取り組みが求められています。今回のキャンペーンは、地域の理解を得ることを目的としており、参加店舗を通じて市民一人一人の行動に結びつくことが期待されています。
商品のCO2排出量について
「デカボスコア」はEarth hacksが提供する指標です。各商品のCO2排出量削減率を表示し、環境貢献度を簡単に理解できるようにしています。このスコアは2022年から導入され、現在までに265社以上が参加し、1,000以上の対象商品が登録されています。これにより、消費者は自分の購入が環境に与える影響をより深く理解できるようになります。
まとめ
「かながわCO2CO2ポイント+」キャンペーンは、神奈川県民が脱炭素ライフスタイルを実践するための大きな一歩です。地域の企業と連携し、効果的に環境問題に立ち向かう姿勢は、多くの人々に刺激と行動のきっかけを与えています。私たち一人一人が、この取り組みに参加し、未来の地球を守るためにできることを考えていくことが重要です。詳しい情報は
こちらからご確認ください。