運命まかせの生き方
2026-02-18 21:51:00

90歳の美術家が語る運命に身をゆだねる生き方とは

横尾忠則の新著『運命まかせ』が2月18日発売



世界的美術家の横尾忠則さんは、今年の6月に90歳を迎えます。彼がこの節目に合わせて新潮新書から発表する著書『運命まかせ』は、彼自身の生き方を反映したエッセイ集です。この本では、横尾さんが自身の人生をどのように歩んできたのか、そしてどう「運命」に身を任せてきたのかが語られています。

身をゆだねる生き方の哲学



幼少期からの彼の人生は、「行き当たりばったり」で計画を立てることはせず、運命のまにまに生きてきたと言います。特に、極度の難聴を経験し、五感が頼りにならなくなった瞬間に、彼は「身をゆだねる生き方」に拍車をかけました。このような生き方がもたらす自由感や、順応性について横尾さんは自身の経験を基に語ります。

彼は前書きで、「生き方そのものもなんとなく向こうからやってくる運命に従うタイプ」であり、自身の性分について「面倒臭がり屋」と述べています。自由でありながらも、自分を束縛しない生き方が彼にフィットしているのです。

書籍の内容と目次



本書は、横尾さんの「週刊新潮」での人気連載エッセイをまとめたもので、さまざまなテーマについて触れています。目次には、「難聴で五感も全滅、頼りは特技の第六感」や「老齢で死を目前にするのは思ったよりずっといい」といったユニークな題材が並び、自身の感受性や価値観を率直に表現しています。彼は「何もしない」ことの重要性や、人生において諦めることの価値についても語り、運命に任せることの楽しさをうかがわせます。

特筆すべきは、彼が「人生百年時代」とされる風潮に対して持っている批判的な視点です。「知識や教養に縛られず『アホ』に生きる」という提案は、読者に新しい視座を提供します。横尾さんは、「期待も疑問も持たず、ただ受け入れる生き方」を大切にしており、その態度はまさに彼の芸術と人生が求めるものです。

人生に漂う運命への賛歌



『運命まかせ』の中で横尾さんは、人生に「全面降伏」し「なるようになる」という哲学を展開します。この考え方は、運命に翻弄されることを楽しめるようになる秘訣と言えるでしょう。彼の言葉からは、悩みや不安を超越した先にある、軽やかな日常が感じられます。それに触れることで、読者は自分自身の生き方へのヒントを得られることでしょう。

この本は、90歳という節目を迎える横尾さんが、その多くの経験と知恵をもとに、運命に身をゆだねることの美しさを教えてくれる一冊です。彼の独自の視点と豊かな表現は、すべての読者に人生の多様性を考えさせるきっかけとなるはずです。

著者紹介



横尾忠則さんは、兵庫県で生まれ、1972年にニューヨーク近代美術館での個展を皮切りに、国際的な美術界で活躍しています。これまでにも多くの賞を受賞しており、彼の影響力は計り知れません。著作には『ぶるうらんど』や『言葉を離れる』などがあり、その豊かな表現力が高く評価されています。彼の人生哲学や芸術観を知ることができる『運命まかせ』は、ぜひ手に取ってみてはいかがでしょうか。


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会社情報

会社名
株式会社新潮社
住所
東京都新宿区矢来町71
電話番号
03-3266-5220

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