CoCoTELIのHPリニューアル
2023-11-20 13:01:00

精神疾患を持つ親を持つ子ども・若者支援団体「CoCoTELI」のHPリニューアル

精神疾患を持つ親を持つ子ども・若者支援団体「CoCoTELI」のHPリニューアル



NPO法人CoCoTELIは、精神疾患を持つ親を持つ子どもや若者への支援活動を行う団体です。この度、彼らの居場所となるオンラインコミュニティサイトのHPを全面的にリニューアルしました。リニューアルの背景や活動内容、そしてサイトが目指すものについて詳しくご紹介します。

リニューアルの想い:誰にも言えない悩みを抱える子どもたちへ



リニューアルされたHPは、「あなたは一人じゃない」「どんなあなたでも、そのままで大丈夫」というメッセージを軸に構成されています。CoCoTELIがこれまで行ってきた活動を通して、多くの当事者から「親が悪い」「親側に問題がある」といった声が寄せられてきました。しかし、CoCoTELIはそうではなく、社会全体の理解不足や支援体制の未整備といった社会構造的な問題こそが、根本的な原因だと考えています。

このオンライン居場所は、精神疾患を持つ親を持つ子どもや若者にとって、少しでも安心して過ごせる場、ホッとする時間を提供することを目的としています。リニューアルされたHPは、より温かく、安心感を与えられるデザインになっています。

デザインへのこだわり:寄り添う姿勢を表現



HPのデザイン制作を担当した上ひかりさんは、運営メンバーの活動への熱い思いを聞き取り、「当事者が、一人じゃないと感じられるような温かみのある居場所」を表現することに注力しました。イラストや雰囲気作りには特に気を配り、「助けてあげる」といった一方的な優しさではなく、「立場や思いを尊重し合えるような優しさ」が伝わるよう工夫されています。CoCoTELIの当事者への寄り添う姿勢がHPを通して伝わり、活動の輪が広がることを願っています。

社会課題:深刻化する問題と支援の必要性



子ども全体の15~23%に上ると言われる「精神疾患を持つ親を持つ子ども」は、そうでない子どもと比べて、自身の精神疾患罹患率が2.5倍も高いという現実があります。社会的な支援の不足、精神疾患に対する偏見、家族主義の強さなど、様々な要因が重なり、子どもや若者たちは家族の悩みを打ち明けにくく、一人で悩みを抱え込みがちです。このため、精神面や生活面に不安を抱えやすい状況に置かれています。

CoCoTELIの活動:オンライン居場所と個別相談



CoCoTELIは2021年9月に学生団体として活動を開始し、2023年5月にNPO法人となりました。現在、25歳以下の子ども・若者を対象に、オンラインの居場所と個別相談を提供しています。活動を通して、多くの当事者と接することで、社会に支援がほとんどないこと、精神疾患への理解不足などが深刻な問題であることを改めて認識しました。

まとめ:より良い社会を目指して



CoCoTELIは、「精神疾患のある本人もその家族も生きやすい社会」の実現を目指し、活動を続けています。リニューアルされたHPは、その活動の象徴であり、より多くの子ども・若者、そして社会全体に、温かい手を差し伸べていくための第一歩となります。

団体概要

団体名:NPO法人CoCoTELI
理事長:平井登威
所在地:大阪府大阪市中央区平野町1-7-1 堺筋高橋ビル5階B-506
設立:2023年5月24日
HP:https://cocoteli.com/
SNS:X(旧Twitter):https://twitter.com/cocoteli

会社情報

会社名
NPO法人CoCoTELI
住所
大阪府大阪市中央区平野町1-7-1堺筋高橋ビル5階B-506
電話番号

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