WorkthyとHULFTが新NISAでのファイル連携を強化
株式会社セゾンテクノロジーが提供する「HULFT10 for Container Services」が、株式会社Workthyの金融機関向けクラウドサービス「NISAクラウドサービス」に採用されました。2026年1月より始まる新NISAの簿価残高情報の安全なファイル連携を支える重要なステップです。
新NISAの概要
新NISAは、投資の非課税枠を設ける制度であり、2026年1月からは約870万口座に対して金融機関から国税庁に買付(簿価)残高の提供が求められます。この信頼性高い情報のやり取りを実現するため、Workthyは「NISAクラウドサービス」を開発し、特に金融機関からの多くの需要が寄せられたファイル連携手法として「HULFT」を選定しました。
HULFT10 for Container Servicesの利点
「HULFT10 for Container Services」は、Amazon Web Services(AWS)上でコンテナオーケストレーションサービスを活用できる新しいファイル連携ミドルウェアです。以下のような理由から、Workthyはこの技術を採用しました。
- - 豊富な実績: 金融機関において豊富な稼働実績があり、信頼性が高いです。
- - 迅速な環境構築: テンプレートを使用することで、わずか20分でファイル連携の環境構築が可能です。
- - 利便性: コンテナオーケストレーションの活用による操作の簡易性と、オブジェクトストレージとの直接的なファイル連携によって、利便性が向上しました。
導入の進捗
現在、Workthyでは金融機関向けに提供する「NISAクラウドサービス」との連携テストを進めており、2026年には年間を通して「HULFT10 for Container Services」を通じたファイルのやり取りが行われる予定です。推計では、2,600万口座のうち、約400行の金融機関がこのサービスを利用し、全体で約870万口座の情報が安全に連携される見込みです。
Workthyの今後の展開
Workthyは、政府機関や金融機関向けに様々なサービスを提供しており、今後も「HULFT」を活用したプロジェクトを進めていく計画です。安定したHULFTの活用により、今後の業務においてもさらなる発展が期待されます。
まとめ
新NISAに関連する情報の連携が求められる中、WorkthyとHULFTの連携がどのように進展していくのか、注目が集まります。より安全かつ効率的な情報産業の実現に向け、新技術の導入は不可欠です。国税庁とのファイル連携を通じて、顧客満足度を高めるサービスの提供に期待が寄せられています。
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