ありがとうの花束:生前遺書で伝える感謝と思い出
近年、終活や生前遺書の重要性が認識される中、『ありがとうの花束』というユニークな作品が注目を集めています。これらは、自分の思いや感謝の気持ちを形にする作品で、特に大切な人に伝えたいメッセージを込めた生前遺書の新しい形とも言えるでしょう。
生前遺書を創るきっかけ
作家kouhiは、宗教的な背景を持つ家庭で育ち、自身の父が僧侶という影響から、死を意識することが「今を大事に生きる」ことに繋がると考えています。この考え方が、彼女の作品づくりの基本となっているのです。
彼女が生前遺書を作るインスピレーションを得たのは、親友の突然の死がきっかけです。泣き崩れる家族や友人たちの姿を見て、彼女は「大切な人々に言葉を残したい」と強く感じました。言葉は時に、伝えたい思いを届ける手段として重要であり、彼女はそれを具体的な形にしたいと思ったのです。
ありがとうの花束の制作プロセスを探る
作品の制作過程は、感情を大切にしながら進められます。次のようなステップで進行します。
1.
ヒアリング
まずはクライアントの思いを伺います。「あなたはどんな人ですか?」や「誰に、どんな気持ちを伝えたいですか?」など、相手の想いを丁寧に聞き取ります。
2.
言葉選び
どのような気持ちをどう表現するかを考えていただきます。もし言葉が見当たらない場合は、ヒアリングから得た情報をもとに提案することも可能です。
3.
デザイン
花束の色やデザインについて、希望をお聞きしながら進めます。ここでは、色や花の選び方も重視されます。
4.
制作
作品が完成したら、写真で確認していただきます。イメージと違う場合は、修正も可能です。
5.
完成
最後に、唯一無二の花束が完成します。
このように、クライアントの思いがしっかりと作品に反映されるような制作過程が特徴です。
事例のご紹介
実際に制作された素敵な事例をいくつか紹介します。
事例1:巣立つ息子へのメッセージ
就職して家を離れる息子へ。苦労を重ねて成長した息子に、色とりどりの花束を通して「ありがとう」と「頑張れ」のメッセージが込められました。彼にとって、枯れない花束として心に残ることでしょう。
事例2:結婚を控えた娘へのプレゼント
小さい頃から母と深い絆を持って育った娘に贈る「永遠のお守り」としての作品。今後も母の愛と声かけを思い出しながら、彼女が成長していけることを願っています。
事例3:故人を想うとき
他界した夫へのメッセージとして、愛と思い出を花束に託した作品。複数の子供たちへの深い愛情が感じられ、家族の絆を表す一品です。
価格と制作について
『ありがとうの花束』の価格はサイズによって異なりますが、特別製の額に入れて提供されます。これは北海道産のタモ材を使った職人による手作りです。
作家kouhiのご紹介
kouhiさんは、書道家の母を持ち、書道の師範としても活躍中です。彼女の作品は、ただの美しさだけでなく、「優しさの心」を大切にしたメッセージ性が強いのが特長です。この世を去る前に、感謝と愛を込めた作品を通して、家族や友人たちに伝えたいと思う気持ちが詰まっています。
展示会について
2026年6月15日から7月31日まで、札幌市のFIKA CAFE Lagomで個展が開催されます。来場予定の方々は、ぜひご参加ください。
詳細情報は
こちらで確認できます。
このような作品を通じて、心が温かくなる「ありがとうの文化」がより広がることを願っています。