木造構造設計ソフト「ホームズ君 構造EX」が進化
株式会社インテグラルが開発した木造構造設計ソフト「ホームズ君 構造EX」に、2026年4月から始まるBIM図面審査に対応する新機能が追加されます。この新機能、「IFCデータ出力機能」を搭載したソフトは、2025年11月の公開が予定されています。これは、国土交通省が推進する取り組みの一環であり、木造建築設計の現場における大きな進化を意味しています。
BIMの新たな標準
IFC(Industry Foundation Classes)という国際標準フォーマットに基づいたこの機能は、異なるソフトウェア間でBIMモデル情報をスムーズにやり取りできるように設計されています。これにより、architect(建築家)やengineer(技術者)は、さまざまな設計ツールを使っても、情報の整合性を保ちながら業務が進めやすくなります。
「ホームズ君 構造EX」は、2025年施行の改正建築基準法にも準拠しており、確認申請用図書の出力が可能です。これに新機能を加えることで、ユーザーはIFCデータを申請に添付し、BIM図面審査に対応した申請書をスムーズに作成できるようになります。
申請業務の効率化
この新システムでは、審査者は「設計者チェックリスト」に基づく項目について、ある程度の整合性確認を省略できるようになります。これにより、テレワークを利用した作業の実施も容易になります。申請者にとっては、精度の高い申請書を作成しやすくなり、全国規模で提供される「確認申請クラウド」システムを用いることで、申請図書の提出や、指摘事項への応答を効率的に行えます。これにより審査期間の短縮も期待されています。
インテグラルの取り組み
さらに、インテグラルは、確認申請などの業務負担が増加する実務者に向け、業務効率化を図るためのソフトウェアを提供し続けます。デジタルトランスフォーメーション(DX)支援やAI活用に関するサービスも展開し、今後も進化しつづけることを約束しています。
商品概要
- - 商品名: ホームズ君「構造EX」
- - 標準価格: 220,000 円(税込)
- - 商品詳細: こちら
新機能の概要
- - 機能名: ホームズ君「構造EX」 IFCデータ出力機能
- - リリース日: 2025年11月(予定)
お問い合わせ
この新機能の追加により、「ホームズ君 構造EX」は、木造建築設計の現場でますます頼もしい存在となるでしょう。アーキテクトやエンジニアにとって、より快適な設計体験を提供するために進化し続けるインテグラルの取り組みに、ぜひ注目してください。