AMCソフトウェアジャパンが新製品発表
AMCソフトウェアジャパン合同会社は、このたび「Rocket® Visual COBOL 11.0J」と「Rocket®エンタープライズ製品11.0J」を日本国内でリリースしました。新バージョンの主な特徴は、COBOLおよびエンタープライズ製品の開発や実行環境を強化した点です。このバージョンでは、新たにARMプロセッサや様々なプラットフォーム、データベースへの対応が追加され、COBOLやPL/Iアプリケーションの運用により大きな柔軟性をもたらしています。
最新技術の導入
新しい12.0Jのリリースは、AMCのモダナイゼーションに対する強い姿勢を反映しています。企業は、従来のCOBOLプログラムを最新のインフラで運用することが可能となり、業務を中断することなくシステムを更新できる道が開かれました。特にクラウドやエッジ環境において、企業のインフラ戦略に合わせて柔軟に設定することができるようになっています。
AMCソフトウェアジャパンは、COBOLがビジネスの基盤であることを強調しています。このプログラム言語は、金融や製造、旅行、政府機関を含む多くの業種で、世界の取引の約70%を支えているのです。
しかし、古い開発ツールや手法と組み合わせてCOBOLを運用することは、イノベーションの停滞や運用リスクの増大、そしてセキュリティ脅威に対して脆弱になる原因となります。そのため、今回の11.0Jバージョンは、企業が迅速かつ安全にシステムをモダナイズできるよう、多くの機能を搭載しています。
主な製品機能
Visual COBOLとCOBOL Serverが含まれ、開発環境はJavaとの連携やDevOpsワークフローの組み込みで、ビジネスロジックを最大限に生かすことができます。また、実行環境ではコンテナ型仮想化やWebサービス、.NET、Javaとのシームレスな統合を実現しています。
Enterprise DeveloperおよびEnterprise Serverは、COBOLとPL/Iのサポート、IBMメインフレームのJCL、CICS、IMS互換機能を持つ開発環境と実行環境を提供します。
テスト用の実行環境を活用した効率的なテストが可能で、現代のプラットフォームにおける運用が容易になっています。
アプリケーションの構造や依存関係を可視化できます。これにより、モダナイゼーションの戦略を迅速に立案することができ、既存の資産の価値を最大限に引き出します。
アップデート情報
- - ARMプロセッサへの新たなサポート
- - COBOLコンパイラ指令の強化
- - PL/I組込関数の強化
- - セキュリティの強化: ESCWAで権限設定を可視化し、ユーザーに関連付けられたロールを確認可能
- - リモートデータツール: セキュリティに配慮したRFAリスナーでリモート操作が行えます。
- - AI連携機能: Enterprise Analyzerでは、チャットアシスタントにAIを利用する機能が追加されています。
製品の販売と価格について
- - 販売開始日: 2025年10月28日
- - 出荷開始日: 2025年12月19日
- - 価格や詳細に関する情報は、AMCソフトウェアジャパンの公式サイトをご覧ください。
ロケットソフトウェアについて
Rocket Softwareは、モダナイゼーションのグローバルテクノロジーリーダーであり、世界中の企業がデータとアプリケーションを最大限活用できるよう、提供しています。
対応するサービスや価格についての詳細は、AMCソフトウェアジャパンの公式ウェブサイトやお問い合わせフォームを通じて確認できます。これらの新機能が企業のデジタルトランスフォーメーションを加速することを期待しています。