地域交流を深める新拠点「ループ宮島」の誕生

広島県廿日市市に、シューペルブリアン株式会社が開設した新たなコミュニティスペース「ループ宮島」が注目を集めています。これは、同社が運営する介護付き有料老人ホーム「スープ宮島」の隣接施設で、地域の人々が気軽に集まり交流できる場所を提供することを目的としています。

「つなぐHIROSHIMA」プロジェクトの一環

「ループ宮島」は、地域に根ざした活動を行う「つなぐHIROSHIMA」プロジェクトの第3弾。このプロジェクトは、広島にゆかりのある空間デザイナーと共に、地域内での相互交流を促進し、さまざまな課題の解決を目指すものです。特に、障がい者や高齢者が主役となるコミュニティづくりを意識しており、世代を超えた交流の場を提供します。

新たに開設された施設は、宮島を一望できる高台にあり、建物そのものも優れたデザインが施されています。「Loop」と名付けられたこのコミュニティスペースは、周囲を囲むように設計されたウッドデッキが特徴で、訪れる人々が四季折々の景観を楽しみながら、自然なコミュニケーションが生まれるような工夫がされています。

プレオープンイベント「宮島フェス」の開催

新施設の開設に先立ち、プレオープンイベント「宮島フェス」が2024年1月に開催されました。このフェスでは、廿日市市の特産品を楽しむ飲食ブースや地元発祥のけん玉体験会、大抽選会など、多彩なイベントが行われ、地域の方々や介護施設を利用する方々が一緒に賑やかなひとときを過ごしました。

参加者からは、ウッドデッキからの宮島の景色に感動し、交流の場としての可能性を感じる声が多く寄せられました。また、「気軽に訪れて、誰でも気軽に立ち寄れる場所」が提供されることが期待されています。

未来を見据えた取り組み

シューペルブリアン株式会社は、「ループ宮島」を介護施設と地域の架け橋とし、さらなる交流イベントを実施していく計画を立てています。デジタルツールと経験豊かなスタッフによるサポートを活かし、地域に密着したサービスの提供を目指します。

「私たちと繋がりあう誰もが前向きにチャレンジできる社会を創る」という企業の理念のもと、地域に根ざした拠点としての「ループ宮島」の役割が期待されています。今後の展開にぜひ注目したいところです。