新たな挑戦!ヤングケアラーを描く短編映画制作プロジェクト
一般社団法人ケアラーアクションネットワーク協会(東京都中央区、代表理事:持田恭子)は、障害や病を抱えた兄弟姉妹を持つ若者、いわゆる『ヤングケアラー』を主役とする短編映画制作を10月27日に開始します。このプロジェクトは、孤立しがちなケアラーの現状を映像を通じて社会に伝え、理解を促進することを目的としています。
背景と目的
障害のある兄弟姉妹を持つことで、進学や友人関係に悩みを抱える『きょうだいケアラー』。彼らの多くは、家庭のケアを優先するあまり、自分の生活を犠牲にしてしまっています。こうした背景は、家族だけで抱え込むケアの負担を軽減し、より良い社会を目指す必要性を強く感じさせます。このプロジェクトはその一歩として、生まれました。
持田恭子さん自身もダウン症の兄を支えるヤングケアラーとしての経験を持ち、ケアの重要性を痛感してきました。彼女の願いは、ヤングケアラーが自分の存在を理解してもらい、自ら助けを求めやすくなる環境作りです。そのために、映画制作を通じて彼らの置かれている状況を広く知ってもらうことが必要だと感じています。
プロジェクトの詳細
この短編映画では、思春期を迎えるヤングケアラーが直面する不安や、友人に家族のことを話せない葛藤、家族のケアと自分の人生の狭間で感じるストレスを描きます。映画を観た大人たちには、ヤングケアラーを理解し、協力する姿勢が伝わることでしょう。その結果、子供たちが将来の不安を感じずに、自分の人生を歩んでいけるような社会の実現を目指しています。
応援や協力を得ることで、短編映画が完成すれば、より多くの人に『ヤングケアラー』の問題を知ってもらうことができます。そしてその理解が、孤立を防ぎ、新たなサポートの形を生むきっかけとなるでしょう。
参加と支援方法
この映画制作に関心のある方は、下記のクラウドファンディングページからご支援をお願い致します。支援をすること自体が、このテーマについての認知を高め、ヤングケアラーやその家族を支える力となります。
クラウドファンディング支援ページはこちら
また、問い合わせ窓口も設けており、電話での支援も受け付けています。詳しい情報は、以下の窓口をご利用ください。
* 電話番号: 03-6684-6444(平日9:00-18:00)
まとめ
ヤングケアラー支援は社会全体の問題です。プロジェクトを通して、彼らが孤立するのではなく、心強い仲間がいるということを感じてもらえるように、大人たちが手を差し伸べる社会を一緒に作りましょう。この映画がその第一歩となることを願っています。