設立40周年を迎えた一般社団法人ソフトウェア協会
一般社団法人ソフトウェア協会(SAJ)は、1985年に設立以来、ソフトウェア産業の発展を目指し、様々な活動を行ってきました。設立40周年を記念して、会員企業の取り組みを紹介する特集企画「わが社の○○」が開催されており、今回は株式会社ココチナの代表である知名伸一氏にスポットを当てたインタビューが公開されました。
商品の魅せ方の重要性
沖縄県那覇市に拠点を置く株式会社ココチナの知名氏は、過去に自身のケーキ屋を運営していた際の経験から、「商品は魅せ方次第で売れる」という確信を持つようになりました。実際、彼が公式LINEアカウントを運営した結果、登録者数が1万人を突破し、売上も1.2倍、1.3倍と着実に増加しました。その成果は、彼のデザインに対する情熱とビジネスセンスの証と言えるでしょう。
デジタル化への取り組み
知名氏は、現在SAJのデジタル推進委員会にも参加し、日本全体のデジタル化を進めるための活動を行なっています。彼の理念は、「全ての人が自分らしく、柔軟に、そして創造的に生きられる社会の実現」です。この理念に基づき、彼はデザインの可能性を信じ、多種多様な人々や企業のサポートを行なうことに情熱を注いでいます。
家族との時間を大切に
知名氏がデザインに対する興味を深めるきっかけは、家族経営のケーキ屋での経験にあります。公務員の父と専業主婦の母のもとで育った彼は、幼少期に家族との時間の重要性を強く感じていました。しかし、自身の経営する飲食店では、その時間を子供に与えることができず、何とかこの状況を改善したいと考えました。この経験が知名氏をデザインの力へと導き、ビジネスの形を変えていく原動力となったのです。
クリエイティブの力で地域貢献
2021年に個人事業主として独立した彼は、2024年12月には法人化し、企業理念として「クリエイティブの力で地域と人の未来を開く」という目標を掲げました。現在はデザイン制作に留まらず、SNS運用の代行など、多岐にわたる事業を展開しています。また、Canvaデザイン講座を提供し、受講者は1000名以上に達するなど、多くの人々にデザインの重要性を伝えています。
未来への展望
知名氏の活動はこれに留まらず、2025年7月には沖縄県振興計画の承認を受けて、SAJデジタル推進委員会に積極的に関わり、地域のデジタル人材育成に取り組む予定です。彼の挑戦は、単に自己のビジネスを広げるだけでなく、地域社会に貢献し、多くの人が自分らしく働ける環境を整えることを目指しています。
知名氏のストーリーは、自身の経験を通じて感じた家族との時間の大切さや、デザインの力がもたらす可能性を示しています。今後の彼の成長と、株式会社ココチナの活動に注目が集まっています。
お問い合わせ
一般社団法人ソフトウェア協会では、会員でない企業様も入会後にインタビュー企画に応募できます。詳細は公式サイトをご覧ください。
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