KRP新棟、2027年竣工へ
2024-07-08 15:01:12

京都リサーチパークに新棟建設!ウェットラボ中心のレンタルラボが誕生

京都リサーチパークに新棟建設!ウェットラボ中心のレンタルラボが誕生



大阪ガス都市開発株式会社は、京都リサーチパーク(KRP)地区に、2027年竣工を目指した新棟建設を推進することを発表しました。

新棟には、ウェットラボを中心とした2,700㎡規模のレンタルラボが整備されます。これにより、KRP地区は、既存のレンタルラボ31,000㎡に加え、さらに充実した研究開発環境を提供できるようになります。

KRP地区は、1989年の開設以来、大学発スタートアップや国内外の事業会社などが研究開発拠点を構え、活発なイノベーション創出拠点として発展してきました。現在では、510組織、6,000人が活動しており、1,750人の研究者が研究を行っています。

新棟は、地区内の既存建物を解体し、建設されます。KRP地区における新築ラボ棟は、2005年竣工の7号館以来であり、既設建物の建替え計画は、KRP地区35年の歴史の中で初めての取り組みとなります。

新棟では、スタートアップ事業者を含む幅広い実験研究施設の需要に対応するため、区画の最小分割を100㎡以内、1フロア以上でも賃貸可能な柔軟なプランを導入します。また、実験用排気装置が設置可能なウェットラボと、実験用排気を必要としない用途向けドライラボを整備します。

さらに、スタートアップ事業者の事業成長を支援するため、ハードの整備だけでなく、制度面での支援施策も検討されています。

大阪ガス都市開発と京都リサーチパークは、今後もレンタルラボ・オフィスの開発を進めることでKRP地区を発展させ、産学公の多様なコミュニティによる交流機会を創出し、京都からの新ビジネス・新産業の創出に貢献していくとしています。

新棟の計画概要



計画名称: (仮称)スタジオD棟建替え計画
所在地:京都市下京区中堂寺粟田町93番地
アクセス:JR嵯峨野線「丹波口」駅 西へ徒歩8分
賃貸面積:合計約2,700㎡
用途:レンタルラボ(一部機械室)
建物階数:地上7階建て
着工:2025年10月(予定)
竣工:2027年7月(予定)

京都リサーチパークのレンタルラボ



KRP地区では、京都市内で供給されるレンタルラボの約7割以上を提供しています。中小事業者も利用しやすい小区画(約35㎡)から1,000㎡超の区画まで、さまざまな規模のラボスペースをご用意し、企業の事業計画や成長に合わせた拡張・縮小にも柔軟に対応しています。

また、吹田市・摂津市に立地する北大阪健康医療都市(通称、健都)では、日本最大級のシェアラボ「ターンキーラボ健都」を運営しています。個人研究者や事業会社の新規事業立ち上げ期などにご利用いただけます。

まとめ



KRP地区に建設される新棟は、ウェットラボを中心としたレンタルラボが整備され、スタートアップや研究開発企業にとって魅力的な環境を提供します。KRP地区は、今後も発展を続け、京都のイノベーション創出の中心地としての役割を担っていくことが期待されます。


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