水深に魅了された子どもたち
2025-05-23 10:44:34

富山湾の深海を学び育つ!スーパーキッズ育成プロジェクトの始動

富山湾で深海を学ぶスーパーキッズ育成プロジェクトの始動



一般社団法人とやまミライラボが主催する「深海研究スーパーキッズ育成プロジェクトin富山湾」が2025年5月18日にスタートしました。このプロジェクトは、日本三大深湾の一つである富山湾を舞台に、未来の海洋・深海分野の専門家を育成することを目指しています。

開講式と基礎講座の実施


プロジェクト初日には、富山テレビ放送のロビーで開講式が行われました。参加するのは小学校5年生から中学2年生までの10人のキッズ。彼らはプロジェクトのオリジナルTシャツに身を包み、緊張した面持ちで会場に集合しました。開講式では、事務局からプロジェクトの概要が説明された後、参加者全員が自己紹介をし、集合写真を撮影しました。初々しい笑顔で始まったプロジェクトに、期待と緊張が交錯していました。

続いて、初回の基礎講座が行われました。東京海洋大学の大学院生・大屋進之介さんによる「海の活動紹介」があり、質疑応答の時間も設けられ、参加者の緊張も徐々にほぐれていきました。さらに、富山湾の魚に関する話を水族館アドバイザーの稲村修さんから聴くことで、海の深さを実感できる内容が盛りだくさんでした。

深海に関するブレインストーミング


講座では、参加者が「深海」と聞いて思い浮かぶことを付箋に書き出す「KJ法的ブレインストーミング」が行われました。この活動を通じて、子どもたちは自由な発想を共有し、互いにコミュニケーションを深めました。思いついた生物や疑問を書いた付箋は、グループごとに分類され、すぐに仲良くなれた様子が伺えました。

深海基礎講座の深化


続いて実施された「深海基礎講座②」では、海上保安庁の南宏樹さんが登壇しました。彼の講義では、富山湾の特異な地形、水深と水温の関係、さらに能登半島地震の影響について深く学ぶことができました。実際に白地図を使って富山湾の形を描く作業によって、さらに理解を深めた参加者たちは、次に控える駿河湾への遠征に向けた期待を膨らませていました。

プロジェクトの目的


このプロジェクトの目標は、単なる学びにとどまらず、参加者自身がテーマを選び、個別研究を行うことで次世代のリーダーを育成することです。講座は2025年5月から2026年2月までにかけて行われ、フィールドワークや駿河湾の遠征を通じ、実際に海を体験する機会も提供される予定です。さらに、参加者は自らの研究成果をもとに映像制作やプレゼンテーションにも挑戦します。

プロジェクトの最後には、成長を振り返りながら成功を収めたメンバーの成果発表会が行われる予定です。未来の海遊びを支える若者たちの成長を見守りたいと考えています。

まとめ


「深海研究スーパーキッズ育成プロジェクトin富山湾」は、次世代を担う子どもたちに学びの場を提供する重要な取り組みです。日本の未来を見据え、海と向き合うことで社会や環境についての理解を深めていくこのプロジェクト。新たな海洋プロフェッショナルの誕生を楽しみにしています。


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