竹害を資源に変える！たけふぁむのクラウドファンディングプロジェクト

竹害を資源に変える取り組み

株式会社たけふぁむ（所在地：山口県岩国市、代表取締役：東谷まどか）は、荒廃した竹林を整備し、新たな資源として竹を活用するためのクラウドファンディングを開始しました。このプロジェクトは、「竹害」を「竹財」に転換することを目指し、地域経済の活性化や里山再生に貢献します。具体的には、伐採した竹を利用した商品開発を行い、収益を上げると同時に、障がい者の就労支援も行います。

竹林が抱える問題

日本全国で放置されている竹林は、豪雨時の土砂災害の原因となったり、驚異的な成長速度により他の樹木を枯らしたりする「竹害」という事象を引き起こしています。特に高度成長期以降、プラスチック製品の普及や高齢化により竹の利用が減少し、その結果として竹林が荒廃するという悪循環に陥っています。その結果、地域の生態系にも影響が出ており、クマの出没などが深刻な問題とされています。

たけふぁむのビジネスモデル

たけふぁむでは、放棄された竹林の整備を行い、伐採した竹を「養殖カキいかだ材」や「竹パウダー（肥料）」、さらには「竹チップ（マルチング材）」として商品化しています。特に「ぶちええ！竹の肥料」は地元直売所や園芸店、インターネットで販売され、今秋からはホームセンターでの取り扱いも予定されています。商品の袋詰めは障がい者就労支援施設に委託し、地域全体での循環型社会の実現に向けて取り組んでいます。

倉庫の購入が必要に

現在、手狭な倉庫で製造・保管・発送を行っていますが、さらなる事業拡大には広い倉庫が不可欠です。理想的な物件は賃貸できないため、倉庫の購入が急務となっています。新たな倉庫が確保できれば、肥料の製造プロセスを最適化でき、品質向上や生産量の拡大が期待できるほか、新商品の開発や荷造り、発送作業の効率化も実現できます。

クラウドファンディングの意義

たけふぁむは、クラウドファンディングを通じて、多くの人々に環境問題への意識を向けさせ、社会を変える力が誰にでもあるというメッセージを伝えたいと考えています。このプロジェクトは資金調達だけでなく、参加者に竹林整備を体験する「竹活体験イベント」への参加も呼びかけています。自然の中で体を動かすことの喜びを分かち合うことで、コミュニティの絆も深まります。

リターンについて

支援者には様々なリターンが用意されています。スタート地点として、リース台や竹パウダー、竹チップ、さらには生たけのこやオンラインセミナーなどが提供されます。支援金の使い道は主に倉庫の購入に充てられ、目標金額の200万円、さらには実際の必要額である734万円を目指しています。

たけふぁむの理念

「自然に感謝し、里山再生や脱炭素、資源不足解消を目指します」と語る東谷代表は、自らの経験を通じて多くの人が心の健康を取り戻すことにも寄与したいと考えています。興味を持った方は、ぜひクラウドファンディングのプロジェクトページを訪れてみてください。この取り組みが広がり、竹が資源として再評価される未来を共に作り上げましょう。

【プロジェクトページ】For-Goodのページ

【会社概要】