障害者アートとの出会い
障害を持つ子どもの親たちは、将来への不安を抱えて生きています。「自分が突然いなくなったら、子どもはどうなるのか?」この不安が心を支配し、日々の生活や子育ての中で重くのしかかります。このような不安を少しでも軽減するために、障害者施設「PICFA」の原田啓之さんは、アートを通じた仕事の可能性に光を見出しました。
福祉の道を選ぶきっかけとなったのは、彼の知的障害を持つ兄の存在でした。幼い頃から自身よりも兄の方が特別視される場面を目にし、孤立を感じることも多かった原田さん。母親の苦労を見ていた彼は、兄の障害を受け入れる日々を送り、その経験が後の活動に繋がりました。
PICFAの設立と目指すこと
原田さんは、障害者とのふれあいの中でアートの力を実感しました。言葉では伝えられない思いを、絵で表現することができる人がいる。アートは誰にでもできる表現方法であり、これを仕事として成り立たせることができるのではないかと考えました。この発想をもとに、彼は2015年に「PICFA」を設立。最初は、多くの壁に直面したものの、彼の熱意は決して揺るがないものでした。障害者アートを職業として確立することで、多くのタイトル上下に立ち向かっています。
インタビューシリーズの紹介
2024年8月20日から全3回に渡り、原田啓之さんへのインタビューをお届けします。
1.
「PICFA」設立の背景 - 知的障害を持つ兄との思い出や、どのようにアートが彼の支えになったのかを語ります。
2.
「PICFA」の経営秘話 - 成立から現在に至るストーリーや、原田さんが直面した多くの困難についてお話しします。
3.
「障害は個性」という言葉の意味 - 障害を持つ人々が、どのように自己を表現し、社会に貢献しているのかを探ります。
アートが切り開く未来
原田さんの取り組みは、障害を持つ人々の生活に大きな変化をもたらす可能性を秘めています。社会の偏見を打破し、アートを通じたコミュニケーションを促進することは、福祉の在り方を変える一歩となるでしょう。今後も、彼の活動に目が離せません。
もっと知りたい方は、【ママスタセレクト】の特集ページをご覧ください:
原田啓之さんインタビュー特集。