サントリー白州蒸溜所、さらに進化した魅力を2024年にお披露目

サントリー白州蒸溜所のリニューアル

サントリー株式会社は、山梨県北杜市に位置する白州蒸溜所のリニューアルを行っています。このリニューアルはウイスキーの品質向上と、蒸溜所の魅力をさらに引き立てることを目的として、2024年9月に完了予定です。これにより、ウイスキー愛好者は新たな体験を得ることができるでしょう。

原料へのこだわりと新技術の導入

今回のリニューアルに際して、サントリーは原料の選定に特に慎重に取り組み、より良質なウイスキーを生み出すための新しい技術を導入しました。主な施策として導入されるのが、フロアモルティングと酵母培養プロセスです。フロアモルティングは、大麦を麦芽に変える製麦工程で、より高品質なニューポット（無色透明な原酒）の製造を可能にします。また、酵母の培養条件を細かく制御することで、一貫した品質を実現します。

自然と融合した観光施設の拡充

白州蒸溜所は“森の蒸溜所”として名を馳せています。2024年5月には、ビジターセンターからバードサンクチュアリへつながる「バードブリッジ」が設置され、訪問者が自然をより近くに感じることができるようになります。この新しい橋は、自然との共生を体現しており、観光客が豊かな環境を楽しむための素晴らしいアクセスポイントとなるでしょう。

さらに、リニューアルに伴い、地元の食材を使用したレストラン「Hakushu Terrace」が2024年9月1日にオープン予定です。このレストランでは、山梨県産の食材を使った石窯ピザや、オリジナルカクテルを楽しむことができ、訪れる人々に贅沢な食体験を提供します。

ツアーの新設とその魅力

また、2024年9月20日からは新しい見学ツアー「白州蒸溜所ものづくりツアープレステージ」が始まります。このツアーでは、白州の自然に根ざした製造工程について学ぶことができ、参加者は白州のウイスキーをより深く理解することができます。ツアー中には、「白州森香るハイボール」や「サントリーシングルモルトウイスキー白州12年」のテイスティングも行われ、独自の風味を堪能できます。