株式会社チェンジが新たなAIネイティブ研修を提供
2023年11月18日、株式会社チェンジは「AIネイティブ新入社員育成プログラム」を発表しました。このプログラムは、2026年度に新入社員として入社する人材をAI時代に即戦力となるよう育成することを目的としています。従来の「AIを使う」から「AIに働いてもらいながら働く」ことへと意識をシフトし、未来の働き方に対応できる人材を育てるための研修が実施されます。
プログラム開発の背景
AI技術の進化が進んでいる現代、企業や労働者に求められるスキルの変革が進行しています。世界経済フォーラムは2030年までに1億7,000万件以上の新しい雇用が創出される一方で、9,200万件もの雇用が消失すると予測しています。このような変化に対処するためには、新しいスキルの獲得が求められます。特に、戦略立案やマネジメントなどの上流工程に関するスキルが重要になるとされています。
独立行政法人情報処理推進機構(IPA)による調査でも、DXに取り組む企業の67%がデータやAIの活用に関するスキルを重視しており、これに応じた教育プログラムが急務となっています。チェンジはこうした背景を踏まえ、AIを前提にした教育体系を構築し、企業や自治体における人材育成支援を20年以上にわたり行ってきました。
プログラムの特徴
新しい育成プログラムは、社会人としての基礎力やビジネスマナーに加え、AI時代に求められる「問いを立てる力」「ゴールの設計」「関係構築」「戦略策定」といった能力を育成します。受講者は、AIを業務パートナーとして認識し、どの業務をAIに任せるか、人が行うべき業務は何かを考える力を養います。例えば、資料作成や情報整理、分析といった定型業務はAIに任せ、人間が担う感情的・関係的な課題にフォーカスします。
プログラムには2つのパターンがあり、企業のニーズに応じたカスタマイズが可能です。まず「パターンA」は、配属直後からAIネイティブな働き方に適応するカリキュラムです。新入社員はAIとともに実践的なテーマに取り組み、反転学習を通じて思考力やスキルを強化します。一方、「パターンB」は、社会人としての基礎的な能力を優先し、AIの活用については将来的に対応する形です。
具体的な研修内容
研修プログラムでは、音声対話型AIを利用したDX型学習体験が提供されます。このAIと対話しつつ、進捗報告やサービス提案などの練習を行い、実際の会話データに基づいてフィードバックを受けることで弱点を克服していきます。さらに、ビジネスマナーやチームワーク、問題解決に関する豊富なカリキュラムが用意されています。
代表コメント
株式会社チェンジの野田知寛社長は、AIが社会やビジネスにおいてますます重要な役割を果たすことを認識し、業務にAIを組み込むことの重要性を訴えています。彼は、労働人口減少という日本の課題に対しても、AIの活用を通じて解決策を見出す考えを示しました。
今後の展望
この研修プログラムは、2026年3月期までに100社での導入を目指し、今後も企業の持続的な成長と組織変革を支援していくとのことです。株式会社チェンジは、AI時代における新しい人材育成を通じて、業界の発展に貢献していくことでしょう。
会社概要
株式会社チェンジは、人材育成や業務プロセスの革新を推進する企業であり、詳細な情報は
公式ウェブサイトをご覧ください。