TIS、新たなSaaSセキュリティ管理サービスを発表
TIS株式会社が2024年10月8日より提供を開始する「SaaSセキュリティ対策強化サービス」は、企業のSaaS利用に伴うセキュリティリスクを軽減し、運用の効率化を目指します。この新サービスは、特に複数のSaaSを使用している企業や、手動でセキュリティ設定の管理を行っている企業に最適です。TISは、「Adaptive Shield」というSaaSセキュリティ管理ツールを活用し、スピーディーかつ効率的にセキュリティ設定の評価と管理を行います。
SaaS利用の現状
コロナ禍以降、多くの企業がデジタル化を進め、SaaSの利用は著しく増加しています。しかし、その一方で、SaaSのセキュリティは多くの企業にとって大きな課題です。一つのSaaSにおける設定ミスや管理の漏れは、個人情報の漏洩といった重大なリスクに繋がります。こうした背景を受けて、TISは「SaaSセキュリティ対策強化サービス」の提供を決定しました。
新サービスの特徴
このサービスでは、Adaptive Shield社が提供する「Adaptive Shield」と呼ばれるセキュリティポスチャー管理ツールを利用します。具体的には、以下のような利点があります。
1. セキュリティ管理工数の削減
SaaS設定に関する作業や事前準備の工数を大幅に軽減し、企業は本業に集中できます。
2. 集約管理の実現
複数のSaaSのセキュリティ設定を一元管理できるため、運用状況をダッシュボードで簡単に確認可能です。
3. リアルタイムリスク検知
SaaSのセキュリティ評価を1時間に1回行い、設定変更の提案を行います。これにより脆弱性を早期に発見できます。
4. 手厚い導入サポート
TISエンジニアが導入から運用初期にかけてサポートを提供し、製品使用方法や運用への不安を解消します。
導入プロセスとサポート
初期設定サポートは無料で提供され、導入前後にサポートミーティングを実施します。具体的なサポート内容には、製品操作のレクチャーや設定時の相談等が含まれます。このように、TISは顧客の課題をしっかりと理解し、高度なサポートを通じて安心してSaaSを利用できる環境を整えます。
Adaptive Shieldの特長
「Adaptive Shield」は150種類以上のSaaSに対応しており、豊富なセキュリティ評価項目を有しています。また、Inventory機能を活用することで、より詳細なセキュリティ設定管理が可能となります。
TIS株式会社の取り組み
TIS株式会社は、さまざまな業種におけるITサービスを提供し、多様な企業の経営課題に向き合っています。長年培ってきたノウハウを活用し、国内外で幅広い顧客ニーズに応えるためのサービス開発を進めています。
この新しいSaaSセキュリティ対策は、企業のセキュリティ意識を高めるだけでなく、業務の効率化やリスク低減を図る重要な施策となるでしょう。TIS株式会社の今後の展開にますます注目です。