熊本市に文化と旅を融合する新たなブックホテルが誕生

熊本における新しい文化体験の旅

熊本市の中心地に位置する「HOTEL TAU, KUMAMOTO」が2025年10月1日にオープンします。この新たな都市型ブックホテルは、過去の「ホテルサンルート熊本」が持っていた歴史や地域文化を大切にしつつ、現代的な魅力を加えた形でリブランディングされました。このプロジェクトを手がけるのは、文化に根差した宿泊体験を提供することで知られる株式会社ひらく。

リブランディングの背景と理念

株式会社ひらくは「場と機会をつくり、うれしい時間を提供する」を理念に掲げており、文化的な場を創出する様々なプロジェクトを展開しています。「HOTEL TAU, KUMAMOTO」は、特に文豪・夏目漱石に縁のある地に位置しており、その影響を受けたコンセプトが採用されています。つまり、このホテルは「文化が香り、人々が文化と自然に交わる、街にひらかれた存在」というビジョンを基に再生されています。

文化を軸にした空間デザイン

このホテルの大きな特徴の一つは、宿泊者専用のブックライブラリー「TAU Library」です。ここでは、熊本をテーマにした書籍や、漱石の作品から厳選した内容が提供されます。宿泊者は、「熊本を歩く」「漱石をほどく」「文化とつながる」の3つのテーマを通じて、約5,000冊もの本を楽しむことができます。さらに、ホテル内の空間演出においても、漱石の日記から抜粋されたエピソードを活かしたデザインが施され、訪れる人々の感性を刺激します。