2025年のPC/コンソールゲーム市場の展望
2025年は、PCおよびコンソールゲームの分野において極めて興味深い年となっています。この年、ダウンロード数が10億を超え、PCプラットフォームの優位性が明確になるとともに、主要なストリーミングサービスであるSteamが最大の市場シェアを得ています。PlayStationやXboxも後を追い、市場はますます活発化しています。
市場シェアの状況
2025年のデジタルゲーム市場では、Steamが以前を大きく上回る収益を上げており、前年同期比で15%の成長を見せています。年末までには120億ドルを越えると予測されています。一方、PlayStationとXboxも各々独自のコンテンツで競り合っていますが、特にXboxがGame Passとの連携により強い影響力を持っています。
人気ジャンル
ジャンル別の人気では、アクションゲームが2億6,200万回のダウンロードを記録し、シューティングゲームが1億8,900万、RPGが1億3,100万と続いています。この傾向は、定番ジャンルが支持され続けていることを示しています。
トップパブリッシャーの動向
2025年においてトップのパブリッシャーはElectronic Arts(EA)であり、『Split Fiction』や『It Takes Two』といった協力プレイ型ゲームの成功が大きな要因です。他の主要パブリッシャーであるMicrosoftやSonyも、それぞれ2位、3位に位置しています。
また、NetEaseの『Marvel Rivals』がダウンロード数で注目を浴びており、Kepler Interactiveのタイトルも大きな話題となっています。
AAAタイトルとインディーゲーム
AAAタイトルでは『EA SPORTS FC 25』や『NBA 2K25』が圧倒的な人気で、アクションRPGの『Monster Hunter Wilds』も好評を得ています。一方、インディーゲームでは『R.E.P.O.』が最多のセールスを上げていますが、同時に『Schedule I』も同等の実績を達成しています。価格設定の策略が購買動向に影響を与えていることが窺えます。
まとめ
この記事で紹介した内容はSensor Towerの「PC/コンソールゲームインサイト」レポートからの一部に過ぎません。レポート全体はパブリッシャー分析、人気ゲーム、詳細なケーススタディを網羅しており、40ページにわたるデータとグラフが掲載されています。このレポートは、デジタルゲーム市場のトレンドを把握するための必見資料です。レポート全文は弊社ウェブサイトから無料でダウンロード可能です。
Sensor Towerについて
Sensor Towerは、2013年にサンフランシスコで設立された企業で、デジタルアプリやゲームのデータ分析を専門としています。P&G、Tencent、HBOを始めとする多くのグローバル企業から信頼されており、モバイル市場のトレンド分析、広告戦略最適化などを行っています。最近、Pocket Gamer Mobile Games Awards 2022でBest Analytics / Data Tool賞を受賞しました。
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