新たなスタートアップ創出支援プログラム
国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)が進める最新の取り組み「大学発新産業創出基金事業」に、本日は新たな展開が発表されました。このプログラムに有限責任あずさ監査法人が参画し、共同実施機関として全国ネットワークの構築支援を行います。これは、学術界とビジネス界、そして政府が一堂に会することで、より強固なスタートアップエコシステムを形成することを目的としています。
プログラムの背景
2023年度より始まったこの事業は、全国の大学などから優れた研究シーズを発掘し、持続可能に人材や資金を循環させることで、スタートアップの創出を目指しています。現在、国内9つのプラットフォームでこの活動が進められており、各プラットフォーム同士の連携を強化することで、さらなるスタートアップ創出が期待されています。
あずさ監査法人の役割
あずさ監査法人は、全国各地からポテンシャルのある研究を引き出す役割を担い、国際市場への展開を含めた多角的な支援を提供します。これにより、大学から生まれるアイデアやプロジェクトが経済的に実現可能な形へと昇華しやすくなります。また、彼らはエコシステムの形成を推進し、スタートアップを支えるための人材や資金、知識の循環を促進するための活動にも注力します。
プログラムの組織体制
この全国ネットワーク構築支援は、いくつかのワーキンググループ(WG)によって構成されています。各WGは、目的や目標に応じて活動しており、以下のように分類されています:
- - WG0GTIE: 全国的なカンファレンスや戦略会議を担当し、全体の運営を管理します。
- - WG1KSAC: 海外拠点の活用を図り、国際化を推進します。特に、グローバルイベントに参加し、スタートアップの国際展開を後押しします。
- - WG2Tongali: 研究シーズの情報共有環境を整備し、大学発のイノベーションが具体的な形になるようサポートします。
- - WG3PARKSGTIE: 経営者候補や事業化支援機関の情報共有を行い、各プラットフォームでのマッチングを行います。
- - WG4MASP: 各プラットフォームを基盤に、コミュニティ形成を進め、起業家や支援者が互いに支え合う環境を提供します。
参画プラットフォーム
この取り組みには、以下のようなプラットフォームが加わっています:
- - 北海道未来創造スタートアップ育成相互支援ネットワーク(HSFC)
- - みちのくアカデミア発スタートアップ共創プラットフォーム(MASP)
- - Greater Tokyo Innovation Ecosystem(GTIE)
- - Tokai Network for Global Leading Innovation(Tongali)
- - 関西スタートアップアカデミア・コアリション(KSAC)
- - Peace & Science Innovation Ecosystem(PSI)
- - Kyushu & Okinawa for Startup-ecosystem(PARKS)
- - Tech Startup HOKURIKU(TeSH)
- - Inland Japan Innovation Ecosystem(IJIE)
あずさ監査法人について
有限責任あずさ監査法人は、全国主要都市に約7,000名の専門家を擁し、監査業務だけでなく、財務、IT、デジタル関連のアドバイザリー業務も提供しています。彼らは各業界特有のニーズに応え、KPMGインターナショナルのメンバーファームとしてグローバルな視点からもアプローチします。また、スタートアップ企業に向けた支援サービスを提供し、その成長を全面的にバックアップする体制を整えています。
この新しい全国ネットワークの構築は、今後多くのスタートアップの誕生を促し、経済の活性化につながることが期待されています。