2025年度「記述情報の開示の好事例に関する勉強会」に参加しよう!
金融庁は、2025年度の「記述情報の開示の好事例に関する勉強会」への参加企業を募集しています。これは、有価証券報告書の開示を促進し、企業の実務を積み上げることを目的とした重要な取り組みです。今回で8回目を迎えるこの勉強会は、2018年に始まった「好事例集」を足掛かりに、投資家やアナリスト、企業の担当者が集まり、実際の事例について学び合う場です。
この勉強会の目的は二つあります。第一に、すでに開示を充実させた企業がさらに一歩進めるための支援です。そして第二に、これから開示に取り組む企業が基礎を築くための情報を得る機会を提供することです。これにより、参加企業全体の開示水準向上を目指します。
勉強会の概要
この勉強会はオンラインで開催され、以下のような日程で進行します。各回ごとにテーマが設定されており、具体的な開示事例が紹介されます。
- - 第1回: 令和7年10月16日(木)10:00-12:00
サステナビリティ①(全般的要求事項、気候変動関連)
- - 第2回: 令和7年11月11日(火)14:00-16:00
サステナビリティ②(人的資本、人権、個別テーマ)
- - 第3回: 令和8年1月19日(月)14:30-16:30
MD&A、事業等のリスク
- - 第4回: 令和8年2月16日(月)14:00-16:00
コーポレート・ガバナンス(株式の保有状況)、重要な契約
参加には、上場企業であることが条件です。募集期間は令和7年8月22日から9月5日までとなっており、事前の申し込みが必要です。
参加のメリット
この勉強会では、企業は自社の有価証券報告書の開示事例を発表し、その背景やプロセス、開示によるメリットなどについて詳しく説明します。また、参加者同士の意見交換や質疑応答を通じて、他の企業がどのように情報開示を充実させているかを直接学ぶことができます。このプロセスを通じて、自社の開示慣行を見直し、改善する手助けとなるでしょう。
特に、質疑応答のセッションでは、投資家からの生の声を聞ける貴重な機会が提供され、今後の開示に対する市場の期待感を把握する上でも非常に有意義な時間です。
申し込み方法
参加をご希望の企業は、必ず公式の応募フォームからお申込みを行ってください。参加希望が多数の場合、定員を設ける可能性があるため、早めの申し込みをお勧めします。
この勉強会は、参加企業にとって絶好のネットワーキングの機会でもあります。他社の取り組みを知り、各社が持つ課題を共有することにより、業界全体の知識が深まる良い機会となるでしょう。
今後の企業の成長には、透明性の高い情報開示が欠かせません。金融庁が提供するこのプラットフォームを利用して、ぜひ積極的に参加をご検討ください。
問い合わせ先
参加に関する詳細や質問は、金融庁の文書に記載された電話番号やウェブサイトから情報をご確認ください。
情報開示を通じて企業価値を高め、信頼を築く第一歩を踏み出しましょう!