第3回田中恭一オプティカルアワードが開催される意義
眼鏡の新たな可能性を探るため、田中恭一オプティカルアワードが開催されます。これは、株式会社メニコンの創業者会長である田中恭一氏からの提案により実現しました。田中氏は眼鏡関連技術の進展や人材育成の重要性を強く認識し、今回のアワード創設に至りました。このアワードでは、優れた研究や製品に対し、賞金が授与されることから、応募者の意欲を引き出す場となることでしょう。
募集の対象は、フレーム、レンズ、加工機器や検査機器に関する革新的なアイデアです。ここで特筆すべきは、ファッションデザインのみは適用外とされている点です。近年、眼鏡に関連する様々なアワードでは、フレームのデザインや色に重点が置かれがちですが、「田中恭一オプティカルアワード」では、眼鏡の本質である機能面にも焦点を当てています。特に、レンズや製造・検査技術における革新が、今後求められる時代のニーズでしょう。
このアワードは、既成概念に囚われないような発想や、未完成の試作品でも評価されるチャンスを提供します。つまり、応募者は自らの独創的なアイデアをもとに、今後の研究や開発につながるような支援を受けることができるのです。
応募は個人に限られており、法人からの参加は認められていません。応募の手続きは、田中恭一オプティカルアワードの公式ホームページに用意されているエントリーシートを、愛知県眼鏡小売商協同組合にメールで送ることによって行います。なお、1通のメールには1件の応募のみが可能で、締切は2023年10月20日です。応募者は複数の作品を応募できますが、一度にまとめて送ることはできないため、注意が必要です。
選考結果の発表は、2023年12月中旬を予定しており、公式サイトで公開されます。授賞式は、2024年1月16日、東海眼鏡協議会新春互礼会において実施され、受賞者の作品プレゼンテーションも行われる予定です。
このように、田中恭一オプティカルアワードは、眼鏡技術の研究者や製作者にとっての重要な舞台となるでしょう。アイデアを形にする素晴らしい機会を逃さず、自らの革新的な発想を試してみてはいかがでしょうか。
会社情報
- 会社名
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愛知県眼鏡小売商協同組合
- 住所
- 愛知県名古屋市中区金山1丁目1番20号ペレオM101
- 電話番号
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