AIを用いたSAP不具合修正でプロジェクトをスムーズに！Panayaの新機能登場

SAPプロジェクトを劇的に変える新機能

Panayaが新たに発表した「不具合修正Note分析」は、SAPプロジェクトにおける不具合修正を効率的にサポートする画期的なAI機能です。従来、SAP Noteは標準機能の不具合を修正するための重要な技術情報として利用されてきましたが、その数は膨大で、SAP EPR6.0のEHP6では、31のSPSと1600のSPの中に330,684のNoteが存在します。これらの情報を踏まえると、最新のNoteに適切に対応していくことは、プロジェクトの成功において極めて重要であると言えます。

背景

SAP ERP6.0からS/4HANAへの移行やアップグレードは、通常12ヶ月以上かかる長期的なプロジェクトです。この間、SAP Noteは継続的にリリースされ、新たに発覚した不具合も速やかに修正されます。テストフェーズでは標準機能の不具合が頻繁に見つかり、最新のNoteの確認やサポートチームへの問い合わせが必要となることが多いため、プロジェクトの進行が妨げられることがあります。このような背景から、Panayaの「不具合修正Note分析」が必要とされました。

不具合修正Note分析の特徴

Panayaの新しい「不具合修正Note分析」は、SI企業やユーザーのニーズを反映して開発されました。このツールは、クラウド上にあるPanayaのデータベースから日々更新されるNoteを取り込み、お客様の環境に合わせた関連性のあるNoteをAIが48時間以内に自動提案します。これにより、ユーザーは事前に最新のNoteを適用することができ、予期しない問題による手戻りや遅延といったリスクを大幅に軽減できます。

期待される効果

国内の大手SI業者によると、テストフェーズ中に発生する不具合の調査や対応に必要な工数の約半分が、SAP標準機能に関連していることがわかっています。特に、テストの終盤で発生する標準機能の不具合は、プロジェクト全体の進行に深刻な影響を与えかねません。Panayaの新機能は、こうした問題の対応に要する時間を大きく削減し、プロジェクト遅延のリスクも低下させる効果が期待されます。

Panayaの紹介

Panayaは、ERP/CRMアプリケーションの影響分析やテストを提供するクラウドベースのプラットフォームです。同社は2006年から、62カ国以上で3,000社以上の企業に導入されており、その中にはFortune500企業も含まれています。また、国内でも300社以上がSAPプロジェクトにPanayaを導入しており、高品質なアプリケーションリリースを支援しています。この「不具合修正Note分析機能」についての詳細は、こちらをご覧ください。