自然災害によるカーライフへの影響を探る
ソニー損害保険株式会社は、2024年の7月に自家用車を所有し、定期的に運転する私たちを対象にした「全国カーライフ実態調査」を実施しました。調査はインターネットを通じて行われ、1,000名以上の有効回答を得ることに成功しました。
調査概要と結果
調査の対象は、18歳から59歳の自動車運転者で、調査期間は2024年7月12日から7月16日でした。この結果、自然災害によって車に損害を受けた経験のある人は全体の22.3%に上ることがわかりました。
自然災害別の影響
特に「台風」は、車に損害をもたらす自然災害として42.2%の回答を得て1位となりました。次いで「大雨・ゲリラ豪雨」が37.2%、そして「洪水」と「大雪」がそれぞれ17.5%で続きました。これらの結果は、台風や豪雨の頻発がドライバーの生活にいかに影響を与えているかを示しています。
対策の実施状況
また、車を自然災害から守るための対策を講じていると答えた人は22.9%でした。具体的な対策としては、やはり「台風」が38.0%と一番多く、次いで「大雨・ゲリラ豪雨」(37.1%)と「洪水」「大雪」がそれぞれ20.1%で続いています。
冠水した道路への対処方法
調査では、走行中に冠水した道路に遭遇した際の行動についても聞きました。その結果、最も多かったのは「進入せずにすぐに引き返す」という意見で、これに答えた割合は60.6%でした。次いで「停止して様子をみる」が17.8%、少数派ではあるものの「スピードを上げて進入する」という回答も見受けられました。
この傾向は特に若い世代に顕著で、10代・20代の方々では「停止して様子をみる」が20.8%と高い割合を占めています。また「わからない」との回答も18.0%と、他の年代に比べて多い傾向が見られました。
道路の冠水についてのリスク
冠水した道路に進入することは非常に危険です。水深が車両の床面を超えると、エンジンなどの機械に不具合が生じる可能性があります。また、ドアが開かなくなる甚大なリスクも伴いますので、必ず進入せず引き返すよう心がけるべきです。
まとめと今後の展望
この調査から、自然災害が私たちのカーライフにどのような影響を与えているか、また、それに対してどのように対応しているかが明らかになりました。今後、ますます予測しづらくなる自然災害を前にして、正しい情報を元にした対策が重要です。運転する皆さまは、事前にしっかりと準備しておくことをお勧めします。
詳しい調査結果は、
こちらのリンクからご覧いただけます。