高岡銅器の新ブランド「1100℃(イッセンヒャクド)」がデザイナーを募集中!
まるで輝く金色のような魅力を持つ高岡銅器。今年新たに立ち上げられたブランド「1100℃(イッセンヒャクド)」が、デザイナーを募集しています。このブランドは、従来の真鍮鋳造において鉛が使われることが一般的でしたが、「1100℃」ではビスマスを利用した独自技術により、鉛フリーでも同様の効果を実現しました。それにより、真鍮特有の美しい金色の輝きが保たれるため、高品質な食器やインテリア雑貨を展開できるのです。
ビスマスの特性とデザインの新たな可能性
従来、鉛入りの真鍮で製造されていた食器類が、今まさに新しい形で製造可能になるのです。この鉛フリーの真鍮技術のおかげで、安心して使用できる製品開発が進む一方、デザイナーにとっては新しい表現の場が広がります。特に、真鍮の美しさを活かしたデザインから生まれる製品は、見た人を魅了することでしょう。
デザイナー募集について
今回のデザイン募集は、鉛フリー真鍮の新たな可能性を追求するために行われています。高岡市は、これまでも工芸都市として多くのデザイナー支援を行ってきましたが、実際に製造業と結びつくことが難しいのが現状です。そこで、小規模な企業である桜井鋳造がこうした取り組みを進めることで、業界全体の活性化を図る狙いがあります。
募集概要
- - 内容: 「1100℃(イッセンヒャクド)」ブランドの次の製品をデザイン。
- - 対象: 国籍や経歴を問わず、学生から一般の方まで応募可能。
- - 応募方法: こちらのウェブサイトから申し込み。
- - 応募期間: 常時募集。ただし、早いほど多くのデザインコンテストに参加できるチャンスが増えます。
- - 費用: 試作品及び本商品の製作費は桜井鋳造が負担。デザイン報酬に関しては別途相談。
会社概要
「1100℃」の背後にある桜井鋳造は、富山県高岡市に本拠を据える企業です。高い技術力を誇り、新たな素材や製法で次世代のデザインを実現しようと日々努力しています。代表取締役の櫻井孝一が先頭を切り、より洗練された製品づくりを目指しています。
新ブランド「1100℃」は、真鍮の新しい可能性を引き出すとともに、次代のデザイナーたちを育てていくための重要なステップを踏み出しています。芸術と実用の融合したデザインが、どのように展開されていくのか、今後の動向に注目です。