静岡県で初の資源循環サービス「PASSTO」が始動
2024年8月6日(火)から、静岡県の商業施設に新たに「PASSTO(パスト)」と呼ばれる資源循環サービスが導入されます。このサービスは、株式会社ECOMMITが提供し、遠鉄ストアの4店舗で展開されることになりました。目指すのは、持続可能な社会に向けた不要品の回収、選別、再流通のインフラを構築することです。
PASSTOの基本情報
「PASSTO」は「次の人に渡す、未来に渡す」をテーマにしたサービスで、不要になった衣類や雑貨を気軽に持ち込める場を提供します。具体的には、遠鉄ストアの以下の4店舗に回収BOXが設置され、家庭からの不要品を受け付けます。
- - 笠井店
- - フードワン佐鳴台店
- - フードワン高林店
- - 浜北店
この試みは、静岡県において「PASSTO」が常設される商業施設としては初となります。回収した品々は、ECOMMITにより国内外でリユースされるほか、処分が必要な商品は専門パートナーを通じて再資源化される仕組みが整っています。
回収対象品と注意事項
回収の対象となる品目には、衣類、ファッション雑貨、ホビー用品など多岐にわたります。具体的には、
- - 衣類: 子供服、トップス、ボトムス、ジャケット、コート、シャツ、スカートなど
- - ファッション雑貨: キャップ、ベルト、バックパックなど
- - ホビー用品: ゲームソフト、ミニカー、ブロック、フィギュア、ぬいぐるみなど
ただし、一部回収対象外となるアイテムや、濡れたものを入れないなどの注意事項もありますので、利用する際は十分に確認してから持ち込むようにしましょう。
企業の取り組みと理念
ECOMMITは、不要になったものの循環を促進するためのプラットフォームを提供し、全国7か所に自社循環センターを構えています。取り扱うリユースやリサイクルの実施により、CO2削減効果の見える化など、サステナビリティ推進のためのサービスを展開しています。
一方、遠鉄ストアは地域社会における廃棄物削減を目指し、こうした資源循環のシステムを確立することで、環境問題解決に貢献します。店舗での取り組みを通じて地域への貢献を果たす姿勢が求められています。
今後の展望
「PASSTO」は今後、その他の店舗にも拡大する予定とのことで、地域の資源循環の促進につながることが期待されています。また、このサービスはサーキュラーエコノミーの実現に向けた重要なステップと位置付けられています。
まとめ
静岡県の遠鉄ストアでスタートする「PASSTO」は、生活に密着した便利な資源循環サービスです。市民の日常生活の中で、身近に感じられるこのサービスを通じて、持続可能な社会を共に作り上げていきましょう。