大和コネクト証券とみんなの銀行が新たな金融連携を発表

株式会社大和証券グループ本社の子会社である大和コネクト証券は、株式会社みんなの銀行との間で金融商品仲介業務に関する業務委託契約を締結しました。この契約は2024年8月1日から有効となり、両社の協力により、新しい金融サービスが提供されることになります。大和コネクト証券の顧客は、みんなの銀行アプリ内の「Circle」を通じて、簡単に総合口座を開設できるほか、その後は大和コネクト証券の取引アプリ「コネクト」を利用して、幅広い投資商品にアクセスが可能になります。

提携の背景と先行の取り組み

両社は、2023年6月に「金融を活用した価値共創に関する基本合意書」を締結し、それ以来デジタルバンクとスマートフォン専業証券としての連携を強化してきました。その結果、いくつかのサービスが先行して発表され、最初のステップとして2023年10月にはみんなの銀行のテンプスタッフ支店の顧客向けに資産運用サービスとの連携を始めています。

次に、2023年12月からは全ての顧客が「Circle」を通じて、資産運用サービスを利用できるようになりました。さらに、2024年2月にはAPIを介しての新入金サービス「クイック入金」の開始も控えています。

新たな仲介サービスの詳細

今回の契約により、みんなの銀行は正式に登録金融機関となり、大和コネクト証券の金融商品仲介サービスを新たに取り扱うことになります。このサービスは、利用が簡便であることから、多くのユーザーにとって魅力的と言えるでしょう。

お取引のイメージ

1. みんなの銀行アプリ「Circle」を通じて、大和コネクト証券の仲介口座の開設を申し込む。
2. 口座開設後は、大和コネクト証券の取引アプリ「コネクト」に移動し、リアルタイムでの取引が可能となります。

提供される主なサービス

- 単元株取引（現物取引）: 日本の全上場株式を対象とし、手数料は業界最低水準で提供。
- ひな株（単元未満株）取引: 数百円から参加できる小口投資。
- ひな株USA（米国株）取引: 厳選された米国株にも1株から投資が可能。
- まいにち投信（投資信託積立取引）: 100円から積立可能で、すべてノーロード。
- IPO: 多彩な銘柄を取り扱い、投資機会を広げる。
- NISA: 非課税制度における口座の利用が可能。
- 投資家デビュー応援プログラム: 新規口座開設者に購入代金の特典を提供。

今後の展望

大和コネクト証券とみんなの銀行は、これからも継続して協力し、デジタルバンクとスマートフォン専業証券としての新しい価値を創出することを目指しています。金融サービスのデジタル化が進む中で、両社の連携によって顧客にとって便利で多彩な選択肢が提供されることでしょう。新たな金融時代の幕開けとも言えるこの提携に、多くの期待が寄せられています。