滋賀県スポーツDXソリューションの進展
2024年6月22日から23日にかけて、滋賀県で開催される「わたSHIGA輝く国スポラグビーフットボール競技リハーサル大会」において、スポーツDXソリューションの実証実験が行われました。この取り組みは、主催する実行委員会とNTT西日本、NTTBS、NTTSportictの4社が連携して実施しています。
実証実験の成果
先日のリハーサル大会では、約1,900名の方々がAIカメラによる試合映像を視聴しました。視聴者からは「現地へ応援に行けなかったけど、リアルタイムで試合を見られてよかった」との声をいただき、AI技術が遠隔地から簡単に試合を観戦できる可能性を示しました。
この成功を受けて、実行委員会は実証実験を拡大し、今後行われるソフトボール及びバレーボール競技のリハーサル大会でも、同様のスポーツDXソリューションを導入することを決定しました。
競技別の実施内容
ソフトボール競技
- - 日程: 2024年9月14日(土)~9月16日(月)
- - 大会: 第76回全日本総合女子ソフトボール選手権大会
- - 試合映像配信: 守山市民球場にて、各日9:00から最終試合まで。アーカイブ映像は大会終了後約1ヶ月間視聴可能です。
→ 配信URLはこちら:
ソフトボール大会映像
バレーボール競技
- - 日程: 2024年9月28日(土)~ 9月29日(日)
- - 大会: 令和6年度天皇杯・皇后杯全日本バレーボール選手権大会近畿ブロックラウンド
- - 試合映像配信: 近江八幡市立運動公園体育館にて、9月29日(日)10:30から最終試合まで配信。
→ 配信URLはこちら:
バレーボール大会映像
各者の役割と今後の展開
4社はそれぞれの持ち場でプロジェクトを進行中です。実行委員会はAIカメラによる映像技術の評価を行い、NTT西日本はネットワークの品質を保つ役割を担っています。NTTBSはプロジェクト管理、NTTSportictは実証実験の運用を担当し、より快適なスポーツ観戦体験を提供します。
今回の実証実験を経て、スポーツDXソリューションの効果を検証し、多様な競技や会場での評価を進めていきます。加えて、2025年に予定されている「わたSHIGA輝く国スポ・障スポ」につなげ、地域コミュニティの活性化やスポーツ振興に寄与することを目指します。滋賀県では、子どもたちへの育成支援の観点からも、ICTを利用した環境整備が期待されています。
まとめ
滋賀県は、AI技術を駆使し、地域のスポーツ界の発展を促進させる新たな試みを進めています。この取り組みが成功を収め、今後のスポーツ観戦や地域活性化にどのような影響を及ぼすか、注目が集まります。