2025年第4四半期でサイバー犯罪のリスクが上昇
グローバル企業のGenが発表した最新の「2025年第4四半期 脅威レポート」では、日本におけるサイバー犯罪のリスク比率が20.01%に達したことが報告されました。この数字は第3四半期の17.50%から大きく増加したもので、特に詐欺やサイバー攻撃が広がりを見せています。
サイバー犯罪の進化
このレポートでは、サイバー犯罪が高度な技術ではなく、一般的なデジタル行動に依存していることが際立っています。多くの攻撃は、ユーザー自身がリンクをクリックしたり、QRコードを読み込む行動がきっかけとなっており、脅威が身近になる一因となっています。このような状況下で、特にデスクトップ環境でのリモートアクセス型トロイの木馬(RAT)のリスクが前年同期比209.55%という驚異的な増加を見せました。
これに加えて、悪質なURLの直接的なブロック数も増えており、1,160万件から1,603万件に上昇しています。また、悪意あるファイルの数も610万件から1,220万件に倍増し、攻撃の手法が多様化していることが見て取れます。特に“自己実行型”の攻撃も増加しており、偽のチュートリアルを利用してユーザーに不正な操作をさせる手口が目立っています。
詐欺の浸透
本レポートによると、詐欺はSNSフィードや動画サイトで広がっており、特にホリデーシーズン中には偽オンラインショップが急増しました。2025年第4四半期だけで4,500万件以上の偽ショップ攻撃がブロックされ、これは年間でブロックされた偽ショップ攻撃の半数以上を占める結果となっています。日本でも120万件以上の偽ショップ攻撃が確認されており、特にFacebookやYouTubeで多く見られています。
新しい脅威に対する警戒
フィッシングの攻撃も増えており、Facebook、YouTube、Redditの順で確認されています。このため、消費者にとって詐欺は通常の広告や投稿と見分けがつかない状態で広がっているのが現状です。Genの調査によれば、2025年の個人向けの最大のサイバー脅威は偽広告であり、全攻撃の41%を占めています。
ディープフェイクと情報漏洩
また、Genはディープフェイクの危険性にも着目し、AI詐欺動画がYouTubeで多くブロックされていることを指摘しています。金融や暗号資産をターゲットにした詐欺も増加しており、特に知られたプラットフォームでの動画コンテンツを悪用した攻撃が増えています。
最後に
2025年第4四半期における日本のサイバー犯罪の現状は、オンラインの行動がリスクを高めていることを象徴しています。個人情報や金融取引のリスクは依然として高く、日常生活の中で注意が必要です。Genは、今後もこのような脅威に対し警戒し、利用者への安全対策を講じることが重要です。
詳細なレポートはこちらからご覧いただけます。