山上蒲鉾店の栄誉
2015-03-09 10:00:02

小田原の老舗、山上蒲鉾店が初の「ものづくりマイスター」に認定

小田原の伝統を守る山上蒲鉾店とは



有限会社山上蒲鉾店は、創業から130年以上の歴史を誇る小田原かまぼこの老舗です。ここでは、かまぼこの製造において特異な手法や、職人の技術が求められる重要な役割を担っています。最近、密やかに注目を集めているのが、同店が「ものづくりマイスター」に認定されたことです。この認定は、ものづくりに関して優れた技術と経験を持つ職人に贈られるものですが、山上蒲鉾店がその分野で名を馳せた背景には、鮮魚を捌き、自らの手で仕込んだすり身と、伝統的な製法にこだわる姿勢があります。

「ものづくりマイスター」の意味



「ものづくりマイスター」とは、厚生労働省による制度の一環で、技能者の技術向上とその伝承を目的としています。この制度では、優れた技能や経験を有する職人を認定し、次世代の育成に貢献することを目指しています。山上蒲鉾店は、この名誉を手にした全国でも数少ない存在であり、小田原かまぼこ業界では初の認定者としての位置づけられました。

こだわりの製法



かまぼこ製造においては、近年では分業化が進み、市場では冷凍すり身を使う方法が一般的となっていますが、山上蒲鉾店ではあえて伝統を貫き、鮮魚の仕入れから行っています。新鮮な魚を自ら捌き、その身をすり身に加工することで、魚本来の味を最大限に引き出すことができるのです。この、手間ひまをかけた製法は、その日の魚の状態や季節に応じて調整され、最高品質のかまぼこ作りに寄与しています。

技術の継承と未来への展望



水産資源が減少する中、山上蒲鉾店はかまぼこという日本の伝統食品の味を高め、それを次世代へと引き継ぐ取り組みを行っています。技術や知識を次の世代に伝えるための活動が、今後の関心を集めることでしょう。また、今後も品質向上に努め、新たな技術を取り入れながらも、伝統を大切にした製品作りに励む姿勢は、多くの人々に感動を与えることでしょう。

まとめ



山上蒲鉾店のような老舗が、伝統を守りながら次の世代へ技術を継承することは、地域の文化や食文化を支える重要な役割です。新しい認定を受けたことで、さらなる注目が集まり、かまぼこの魅力が再評価される機会になるかもしれません。歴史ある技術が未来にどのように受け継がれていくのか、非常に楽しみです。


有限会社 山上蒲鉾店
〒250-0004
神奈川県小田原市浜町三丁目15番2号
Tel: 0465-24-3050
Fax: 0465-24-3052
コーポレートサイト: yamajoukamaboko.co.jp
オンラインショッピング: yamajou.net

会社情報

会社名
有限会社 山上蒲鉾店
住所
神奈川県小田原市浜町3丁目15番2号
電話番号
0465-24-3050

トピックス(地域情報)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。