福島第一原発事故から15年を振り返る
2023年3月に、国際環境NGO FoE Japanによって発行された冊子「図でみる:福島第一原発事故から15年」は、原発事故の影響を視覚的に捉えるための貴重な資料です。私たちの社会がこの事故からどのように変わったのか、また現在直面している問題点を整理するための内容が詰め込まれています。
視覚で理解できる情報提供
本冊子には、26点の豊富な図解が含まれており、放射性物質の汚染状況や原発にかかるコストの構造など、非常に分かりにくい情報が直感的に理解できるようになっています。視覚的に現状を把握できることが、この冊子の大きな魅力です。文字だけでは伝わりづらい多くのテーマについて、明快に解説が行われています。
詳細な年表で振り返る15年間
原発事故からの15年間を一望できる詳細な年表も収録されています。この年表では、事故発生から今に至るまでの政府や事業者の対応、住民の運動、さらには裁判や政策変遷に至るまでの一連の出来事が網羅されています。事故を知らない世代には新たな知識を、経験した世代には忘れがちな記憶を呼び起こす材料になるでしょう。
語られにくいコストと燃料の実態
加えて、本冊子では原発のコストや使用する燃料の入手先、そして未解決の核廃棄物問題についても深掘りしています。多くの人が知らない原発の裏側に焦点を当て、膨大な建設費用やウラン燃料の供給源の現状を明らかにすることで、原発の果たす役割についての理解が進みます。
原発再稼働の背景
現在、日本国内では15基の原発が再稼働し、さらには新たな原発の増設に向けた公的資金の融資制度も検討されています。このような状況は、原発に対する新たな視点を持つきっかけともなります。読者は、この冊子を通じて、安全なエネルギーの未来について考える際の参考材料となるでしょう。
【3.11から15年】に寄せて
冊子は3月1日に行われる「【3.11から15年】福島からつながる声――核なき世界をめざして」イベントでも販売予定です。このイベントは福島の現状を知り、未来のエネルギー政策をともに考える機会になることを願っています。
お求め方法
本冊子はA4サイズで32ページ、印刷版の価格は1部500円(送料別)です。また、PDF版のダウンロードも無料で提供されており、まとめ買い割引もあります。詳細な注文方法はFoE Japanの公式ウェブサイトから確認できます。福島の教訓を次世代に伝えていくための一助として、ぜひ手に取ってみてください。詳しい情報は
こちらからご覧いただけます。