HYTEKの新たな挑戦 - インタラクティブツリー「キンツギツギキ」
最近、HYTEK Inc.が制作したインタラクティブツリー「キンツギツギキ」が、オランダの国際的なデザインアワード【FRAME Awards 2025】で金賞を受賞したことが発表されました。このプロジェクトは、石川県の伝統工芸「金継ぎ」をテーマにしており、金継ぎの技術と美しさを現代に生かす試みに注目が集まっています。
「キンツギツギキ」とは?
「キンツギツギキ」は、2024年11月14日から東京ミッドタウン八重洲で開催されたクリスマスイベント「MIDTOWN YAESU CHRISTMAS 2024」の一環として展示されました。このツリーは、金継ぎの考え方を取り入れたインタラクティブな芸術作品であり、石川県と東京の木材を組み合わせて制作されています。ツリーは、訪れる人々が触れることで特別な光と音の演出を引き起こし、まるで金継ぎのように分断されたものをつなぎ合わせる美しい瞬間を生み出します。
光と音の演出
訪問者がツリーの台座に手をかざすと、金色の光が駆け巡り、幻想的な音楽が空間を包み込みます。こうしたインタラクションにより、訪れる人々は自らのアクションによって作品に命を吹き込むことができ、金継ぎの持つ再生のメッセージを感じることができます。
このプロジェクトの総合演出を手がけたのはHYTEKで、クリエイティブなコンセプトから完成までのプロセスを見事に統括しました。プロデューサーの道堂本丸氏や、アートディレクターの中山沙織氏など、様々なクリエイターが名を連ねており、各自専門性を生かしたデザインが施されています。楽曲は石川県出身のアーティストKan Sano氏が提供し、これにより地域の文化も作品に織り込まれています。
資材と技術の連携
「キンツギツギキ」を構成する資材は、「のと復耕ラボ」や「古材クリエイト青組」、さらに東京の「森未来」と連携して調達されました。こうした地域間のコラボレーションが、作品に新たな魅力をもたらしています。金継ぎや木材利用の視点から、地域の特産物を現代に生かす試みは、芸術の世界でも重要なテーマです。
HYTEKは今回の受賞を機に、さらなる挑戦を続けていくでしょう。#国内外での評価
HYTEK Inc.は、設立以来さまざまな賞を受賞しており、文化庁メディア芸術祭やADA Asia Digital Art Award、The Webby Awardsなど、国際的にも評価されてきました。今回の「キンツギツギキ」の成功もその一環で、多くの人々に新たなインスピレーションを与えることとなるでしょう。
まとめ
HYTEKが手がけたインタラクティブツリー「キンツギツギキ」は、金継ぎをテーマにした革新的なアート作品として国際的に評価を受けました。
金継ぎの美しさと再生のストーリーを現代に伝えるこの作品は、多くの人々が訪れるイベントで楽しむことができる特別な体験を提供しています。EVENチンの今後の活動にも期待が高まります。