TPU1000の誕生
2020-09-29 10:00:08
環境に優しい新技術、立体成型充填機TPU1000が登場
環境に優しい新技術、立体成型充填機TPU1000が登場
最近、サステナブルな取り組みが求められる中、世界初の立体成型充填機『TPU1000』が登場しました。この新しい充填機は、環境に配慮しながら多用途な成型紙容器を生産することができます。シンテゴン社が開発したこの技術は、特にサステナブルな包装方法を模索するブランドオーナーから注目されています。
3Rの考え方から進化した包装技術
昨今の環境意識の高まりの中で、3R(Reduce・Reuse・Recycle)の視点から、持続可能な包装材の開発が進んでいます。従来の包装方法は多くがプラスチックに依存していましたが、これに対抗する形で、紙素材を活用した技術が求められています。特に、シンテゴンが採用したスウェーデンのビルルドクロスナス社の伸張性のある紙『FibreForm』は、実用性と環境配慮の両方を兼ね備えた選択肢となるでしょう。
立体成型充填機『TPU1000』の優れた性能
『TPU1000』は、単一の機械ですべての工程を完結できるモジュールタイプです。プレス加工や製品充填、トップシール、カットまでを一貫して行うことで、効率的な生産を実現しています。この機械は、充填量が10~100mLの成型紙容器を作り出し、特にシングルポーションパックに適したデザインとなっています。深さの絞りは直径に応じて最大15%まで可能であり、エッジ過程の角度も最大45°に対応します。さらに、最大15,000パッケージ/時の速度で製造が行えるため、商業的な生産においても十分に実用的です。
また、細かなデザインやエンボス加工、印刷も高精度で実施できるため、見栄えの良い商品が作れます。さらに、液体や粘性のある製品の充填時には、内側にバリアコーティングを施し、化学物質からの保護が可能です。
サステナビリティとデジタル化への対応
TPU1000はただの包装機ではなく、持続可能な包装ソリューションとしての役割も担っています。ドイツ包装協会の評価によると、TPU1000は石油化学系プラスチックの代替品として重要視され、デジタル化の流れとも相性が良いとされています。シンテゴンテクノロジーは、製品開発者と緊密に連携し、持続可能で美しい包装を提供することを目指しています。
市場からの反響と今後の展望
日本においても、TPU1000に関する問い合わせが急増しており、シンテゴンはサンプル製品の提供も開始しています。この技術が普及することで、さらに多くの業界で環境に優しい包装への移行が促進されるでしょう。食品や化粧品業界のブランドオーナーにとって、TPU1000は新たな可能性を示すツールとなることでしょう。
まとめ
シンテゴンの立体成型充填機『TPU1000』は、サステナブルな紙製容器の生産を通じて、業界に新たなスタンダードをもたらす可能性を秘めています。環境に配慮しつつ、効率的で美しい製品を生み出すこの技術が、今後どれだけの業界に影響を与えるのか非常に楽しみです。
会社情報
- 会社名
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シンテゴンテクノロジー株式会社
- 住所
- 東京都渋谷区渋谷3-3-2アーバンセンター渋谷イースト 5F
- 電話番号
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03-5466-2550